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登録販売者ワンポイントレッスン

2017.2.1
  • ワンポイントレッスン
ヨウ素の真実

 福島第一原発の放射能漏れ事故。事故発生当時に、放射能から身を守るためにヨウ素入りのうがい薬を飲むとよいなどという話が出回っていました。もちろんうがい薬は飲むためのものではないので、危険なデマにすぎないのですが、なぜここでヨウ素がクローズアップされたのでしょう?
それは、放射能を持つ原子のひとつに放射性ヨウ素があり、これが体内に入ると、甲状腺が危ないといわれているからなのです。甲状腺ホルモンはいくつかの種類がありますが、どれもヨウ素(ヨード)を原料として産生されるので、体中のヨウ素は甲状腺に集まってきます。放射性ヨウ素も例外ではなく、体内に入ると甲状腺に集まることになります。そして、甲状腺がヨウ素の放射能によって集中的に内部被爆して、甲状腺がんの発生率が高まってしまうというわけです。

 ヨウ素が集まる甲状腺・・・登録販売者試験では、「甲状腺機能障害」という言葉が出てくるので、ざっと復習してみましょう。
甲状腺は、喉仏の下にあって、蝶が羽を広げたような形をしている内分泌器官です。内分泌器官ということは・・・
「そうだよね!ホルモンを分泌しているのだったよね!」
そのホルモンを甲状腺ホルモンといいます。甲状腺ホルモンは体にエネルギーの利用を促す(基礎代謝を亢進する)作用があり、成長を促し、呼吸量がふえたり体温を上昇させたりします。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患に、バセドウ病があります。手足が震え、眼球突出、動悸、体重減少、高血糖などを起こします。また、甲状腺ホルモンが減少する疾患には橋本病(慢性甲状腺炎)があり、全身が疲労し、発汗が減り、体重が増加するなどの症状をおこします。これらをまとめて甲状腺機能障害といいます。

 第3章で、「甲状腺機能障害の人は使用しないこと。」といういい方をされる成分があったよね。絶対知っていなければならないものとしては、塩酸プソイドエフェドリン。アドレナリン作動成分で、アレルギー用薬や鼻炎用内服薬に配合される。どういう目的で?血管を収縮させる働き。それによって、かゆみを鎮めたり、鼻粘膜の充血や腫れを和らげたりする。これは基本中の基本だから、しっかり確認しておこう。

 我々の生活圏では人体に有害なほどの放射能は測定されていないし、放射線ヨウ素は大人にはあまり問題にならないといいますが、過剰反応による風評被害が被災地の方々を苦しめています。
「甲状腺」というキーワードからも、放射能問題の難しさがわかりますね。

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