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登録販売者の受験資格について

平成26年に改正省令が公布され、登録販売者試験の受験制度が大きく変更になりました。これをうけて、それまでは必要だった受験資格(学歴・実務経験)がなくなり、だれでも受験できるようになりました。

平成26年までの受験資格

  • 大学の家庭で薬学の過程を卒業した方
  • 高校卒業以上で実務経験1年以上の方
  • 実務経験4年以上の方

登録販売者制度の改正省令の公布

平成27年度試験から、実務経験なしで
だれでも受験できるようになりました

厚生労働省「登録販売者試験の実務経験等の省令改正の概要

登録販売者試験について

登録販売者の合格率と難易度

登録販売者試験は、2008年にスタートした当初は合格率60%超と高めでしたが、その後は全国平均で40%台を推移しています。 最新の全国平均合格率は約45%前後で、決して簡単な試験ではありません。
合格率と難易度についてもっと詳しく見る>

登録販売者の合格率と難易度

登録販売者試験は、2008年にスタートした当初は合格率60%超と高めでしたが、その後は全国平均で40%台を推移しています。 最新の全国平均合格率は約45%前後で、決して簡単な試験ではありません。
合格率と難易度についてもっと詳しく見る>

過去の合格率の推移

試験実施年度 受験者数 合格者数 合格率
平成20年度(2008年度) 91,024人 58,715人 64.5%
平成21年度(2009年度) 44,788人 21,209人 47.4%
平成22年度(2010年度) 39,116人 18,510人 47.3%
平成23年度(2011年度) 33,913人 16,007人 47.2%
平成24年度(2012年度) 28,050人 12,261人 43.7%
平成25年度(2013年度) 28,527人 13,381人 46.9%
平成26年度(2014年度) 31,362人 13,627人 43.5%
平成27年度(2015年度) 49,864人 22,901人 45.9%
平成28年度(2016年度) 53,369人 23,330人 43.7%
平成29年度(2017年度) 61,126人 26,606人 43.5%
平成30年度(2018年度) 65,433人 26,996人 41.3%
令和元年度(2019年度) 65,288人 28,328人 43.4%
令和2年度(2020年度) 52,959人 21,952人 41.5%
令和3年度(2021年度) 61,070人 30,082人 49.3%
令和4年度(2022年度) 55,606人 24,707人 44.4%
令和5年度(2023年度) 52,214人 22,814人 43.7%
令和6年度(2024年度) 54,516人 25,459人 46.7%

参考:厚生労働省「これまでの登録販売者試験実施状況等について

都道府県別の合格率の違い

試験問題は全国共通のガイドラインに沿って作成されますが、都道府県ごとに合格率に差があります。 例えば令和6年度では、 北海道:62.3%、東京都:45.8% 、福岡県30.9%と、地域によって大きな差があるため、受験エリアの情報を事前に確認することが重要です。

<令和6年度都道府県別合格率>
都道府県 合格者数 受験者数 合格率 試験日
北海道 967 1,553 62.3% 8月28日
青森県 314 572 54.9% 8月28日
岩手県 258 501 51.5% 8月28日
宮城県 656 1,193 55.0% 8月28日
秋田県 182 364 50.5% 8月28日
山形県 237 451 52.5% 8月28日
福島県 457 963 47.5% 8月28日
茨城県 875 1,881 46.5% 8月29日
栃木県 436 1,019 42.8% 8月29日
群馬県 914 1,785 51.2% 8月29日
新潟県 377 867 43.5% 8月29日
山梨県 141 352 40.1% 8月29日
長野県 361 859 42.0% 8月29日
埼玉県 1,077 2,305 46.7% 9月8日
千葉県 1,185 2,579 45.9% 9月8日
東京都 1,948 4,257 45.8% 9月8日
神奈川県 1,432 2,997 47.8% 9月8日
富山県 301 577 52.2% 9月4日
石川県 408 782 52.2% 9月4日
岐阜県 505 917 55.1% 9月4日
静岡県 1,095 1,933 56.6% 9月4日
愛知県 1,853 3,267 56.7% 9月4日
三重県 554 969 57.2% 9月4日
福井県 79 197 40.1% 12月22日
関西広域連合
滋賀県・京都府
兵庫県・和歌山県
大阪府・徳島県
2,987 6,400 46.7% 12月22日
奈良県 352 842 41.8% 12月22日
鳥取県 127 258 53.1% 11月13日
島根県 136 271 50.2% 11月13日
岡山県 765 1,478 51.8% 11月13日
広島県 582 1,042 55.9% 11月13日
山口県 466 858 54.3% 11月13日
香川県 279 528 52.8% 11月13日
愛媛県 335 647 51.8% 11月13日
高知県 184 395 46.6% 11月13日
福岡県 1,242 4,019 30.9% 12月15日
佐賀県 179 623 28.7% 12月15日
長崎県 163 538 30.3% 12月15日
熊本県 247 789 31.3% 12月15日
大分県 226 633 35.7% 12月15日
宮崎県 148 504 29.4% 12月15日
鹿児島県 247 859 28.8% 12月15日
沖縄県 172 702 24.5% 12月15日

同一問題を実施するブロックや試験日程は、試験年度によって大きく異なる場合があります。

登録販売者の試験問題

試験問題はすべて択一式で記述問題はありません。計240分間で第1章から第5章までの全120問に解答します。 決められた時間の中ですべての問題に解答するためには、身につけた知識をフル活用する解答力が必要です。このため、問題を繰り返し解き解答力を養えるよう、余裕を持った学習期間を設けることが合格につながります。

試験項目 出題数 試験
時間
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問 40分
第2章 人体の働きと医薬品 20問 40分
第3章 主な医薬品とその作用 40問 80分
第4章 薬事関係法規・制度 20問 40分
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 20問 40分
合計 120問 240分

登録販売者試験の出題範囲

登録販売者には、お客様からの相談に適切に答え、積極的に情報を提供するなどの重要な役割があります。そのため、厚生労働省は「試験問題作成に関する手引き」の中で、以下のような専門的知識が問われる試験問題を作成するよう定めています。

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
医薬品概論
医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
適切な医薬品選択と受診勧奨
薬害の歴史
第1章について詳しくみる >
第2章 人体の働きと医薬品
人体の構造と働き
薬の働く仕組み
症状からみた主な副作用
第2章について詳しくみる >
第3章 主な医薬品とその作用
精神神経に作用する薬
呼吸器官に作用する薬
胃腸に作用する薬
心臓などの器官や血液に作用する薬
排泄に関わる部位に作用する薬
婦人薬
アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
鼻に用いる薬
眼科用薬
皮膚に用いる薬
歯や口中に用いる薬
禁煙補助剤
滋養強壮保健薬
漢方処方製剤・生薬製剤
公衆衛生用薬
一般用検査薬
第3章について詳しくみる >
第4章 薬事関連法規・制度
薬事法の目的
医薬品の分類・取扱い
医薬品の販売業の許可
医薬品販売に関する法令遵守
第4章について詳しくみる >
第5章 医薬品の適正使用・安全対策
医薬品の適正使用情報
医薬品の安全対策
医薬品の副作用等による健康被害の救済
要指導医薬品及び一般用医薬品に関する主な安全対策
医薬品の適正使用のための啓発活動
第5章について詳しくみる >

登録販売者試験の合格基準

合格基準は、各章で35%~40%以上(都道府県によって異なる)、全体で70%以上の正答率が目安となります。そのため、苦手項目を作らないように学習することが合格の鍵になります。

登録販売者試験の合格基準

受験申し込みから合格まで

登録販売者試験をうけるためには、受験申請書入手からはじまるいくつかの手続きが必要です。「気づいたときには締切だった」ということがないよう、余裕をもって準備しておきましょう。

受験申請書の入手

受験を希望する都道府県から受験申込書を入手します。 願書配布時期は都道府県によってことなりますので、全国試験情報ページで確認してください。

全国試験情報はこちら>

受験申請書を提出

願書に必要事項を記入し、添付する書類とあわせて各都道府県の指定する窓口に提出します。

受験申請に必要な書類

受験申請書
写真
その他都道府県が必要と認める書類

受験票をうけとる

願書提出後に受験票が送られてきます。

試験日

いよいよ本番! 試験会場へのアクセス等は必ず事前に確認しましょう。

合格発表

合格者には都道府県知事から合格書が送られてきます。 合格者の受験番号がホームページで公告される場合もあります。

登録証の交付

登録販売者試験に合格しても、すぐに「登録販売者」になれるわけではありません。 合格後、都道府県に販売従事登録申請をおこない、販売従事登録証の交付をうけます。

登録販売者とは、薬剤師に次ぐ医薬品販売のプロ。求人ニーズが高く、全国のドラッグストアや薬局で活躍することができます。平成27年に受験資格が撤廃され、どなたでも受験可能に!全国平均の約2倍の合格率(※)を誇る三幸医療カレッジなら、安心して合格が目指せます。登録販売者試験の資格なら三幸医療カレッジ。全国平均の約2倍!(※)圧倒的な合格率を実現しています。ライフスタイルに合わせて選べる「通学コース」と「通信コース」をご用意。医薬品の勉強がはじめての方も、イチから学べて合格を目指せます。

※令和1年度登録販売者合格実績

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