2024.7.27
- ワンポイントレッスン
<令和6年改訂関連①>薬事・食品衛生審議会が変わった!
今回は、「薬事・食品衛生審議会」についての記事です。
◆薬事・食品衛生審議会とは?
厚生労働省に設置される審議会の1つです。
厚生労働大臣が薬事・食品衛生行政で困ったときのご意見番としての役割をはたしていると言えるでしょう。
登録販売者試験『試験問題作成に関する手引き』では、第4章と第5章に登場します。「厚生労働大臣が審議会の意見を聴いて…」という記述を思い出しましたでしょうか。
◆審議事項(一部)
・日本薬局方の作成、改訂
・要指導医薬品・第一類医薬品等の指定、変更
・毒薬、劇薬の指定
・生物由来製品の指定
・副作用報告や回収報告に関して必要な措置
◆令和6年4月組織改編
薬事・食品衛生審議会には分科会が置かれ、分科会には扱う事象ごとに各部会とその下の調査会が存在します。
令和6年3月までは、薬事分科会と食品衛生分科会の2つの分科会が置かれていました。
食品等の規格基準の策定や食品衛生基準行政に関係する事務については、厚生労働大臣(厚生労働省)の管轄でしたが、令和6年4月より内閣総理大臣(消費者庁)の管轄に入りました。また、その他の食品衛生法の関係の事務(食品衛生監視行政)に関しては、「薬事・食品衛生審議会」から「厚生科学審議会」に移管されました。
結果として、食品衛生に関することがなくなり、薬事に関することのみになりましたので、「薬事・食品衛生審議会」から「薬事審議会」への名称変更となりました。
★登録販売者試験を受験される方は、注意しましょう!