- ワンポイントレッスン
こんにちは。
みなさんは勉強をした時に糖分を欲することがありませんか?
それは、脳の活動によってブドウ糖が消費され、体が糖分を求めるようになるからなのです。
脳でのブドウ糖の消費量は、なんと全身の約25%にも及びます!!
バレンタインが近づき、街のいたる所でたくさんのチョコレートが並んでいます。甘い香りと華やかな雰囲気にワクワクしますね。今回は、チョコレートについての記事です。
チョコレートといえば気になるのがカロリーや糖分ですが、実は体に良い成分も豊富で、かつては薬に用いられていたこともあるのです。
チョコレートの歴史はとても古く、その発祥は紀元前にさかのぼるともいわれています。現在のメキシコ近辺でカカオを食用とする文化が発達し、現地の先住民はカカオの粉末にバニラや唐辛子を合わせて飲んでいました。当時は薬として用いられ、疲労回復や滋養強壮に効果があったそうです。その後、カカオが西洋に伝わると、香辛料に代わり砂糖や牛乳が加えられました。これが現在のチョコレートの原型です。
現代のチョコレートは、嗜好品として好まれていますが、原料のカカオには健康によい成分が含まれているのです。主なものをご紹介しますね。
▪ポリフェノール
老化の原因・活性酸素を除去する作用があり、生活習慣病の予防効果や美肌効果も期待されています。
▪テオブロミン
大脳を刺激する効果があり、集中力や記憶力、思考力を高めます。自律神経を調節して緊張を和らげる効果もあります。
▪食物繊維
「チョコを食べるとニキビができる」と言われますが、実は悪さをしているのは原料のミルクやバターのほう。カカオ自体には、肌荒れを防ぐ食物繊維が含まれています。
▪カフェイン
頭をすっきりと覚醒させる効果があります。
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特に、このカフェインですが、登録販売者試験では『眠気を防ぐ薬』として出てきますよね。
働きとしては、「覚醒作用」「利尿作用」「胃液分泌亢進作用」「心筋興奮作用」があり、鎮痛効果や倦怠感を和らげる作用もあるので、かぜ薬などに入っていることもあります。
ただ、「脳の過剰な興奮による震えや不眠」「胃腸障害」「動悸」などの副作用もありますし、反復摂取により依存を形成します。
★眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200㎎、1日摂取量はカフェインとして500㎎が上限とされていますので注意が必要です‼
カフェインの量は?
カフェインといえば、やはりコーヒーを思い浮かべますよね。
コーヒー1杯(100ml)のカフェイン含有量は、約60㎎と言われています。
ミルクチョコレート1枚(50g)のカフェイン含有量は、約15㎎です。
ただし、高カカオチョコレートでは、30~60㎎と多くなります。
甘いチョコレートはカフェインが少なく、苦いチョコレートほどカフェインが多いということですね。
ご自分の身体と相談しながら、食べ過ぎには気を付けて、健康的な摂取量でチョコレートを楽しんでくださいね!!