【正解４】
a×
医薬品は、人の生命や健康に密接に関連するものであり、高い水準で均一な品質が保証され、「市販後にも承認基準の見直し等がされている」。
b×
検査薬は、人体に対して使用されない医薬品であるが、「検査結果について正しい解釈や判断がなされなければ、医療機関を受診して適切な治療を受ける機会を失うおそれがあるなど、人の健康に影響を与えるものである」。
c○
d○

【正解１】
a○
b○
c○
d○

【正解３】
a×
医薬品の使用上の注意において、小児という場合は、おおよその目安として「１５歳以下」ではなく「１５歳未満」の年齢区分が用いられている。
b○
c○
d×
小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が「短く」ではなく「長く」、服用した医薬品の吸収率が相対的に「低い」ではなく「高い」。

【正解２】
a×
胎児毒性が生じるのは、多量投与の場合に限らない。
b○
c○
d×
少量の投与であったとしても、長期投与されれば慢性的な毒性が発現するおそおれがある。

【正解１】
a○
b○
c×
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましい効果と「不都合なもの（副作用）」がある。
d×
プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として「現れることもあるが不確実である」。

【正解１】
a×
記載は「医療用医薬品」の内容。
「一般用医薬品」の使用にあたっては、使用を中断する不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときは基本的に使用を中止することとされている。
b×
医薬品の添加物が、アレルゲン（アレルギーを引き起こす原因物質）となることも「ある」。
c○

【正解４】
a○
b○
c○
d○

【正解４】
a×
アレルギーは、医薬品の薬理作用とは関係なく起こり得るものである。
b○
c○
d○

【正解４】
サリドマイドは妊娠している女性が摂取した場合、（ ａ血液－胎盤関門 ）を通過して胎児に移行する。
サリドマイド訴訟は、（ ｂ催眠鎮静剤 ）等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に、四肢欠損、耳の障害等の先天異常（サリドマイド胎芽症）が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
サリドマイドによる薬害事件は、我が国のみならず世界的にも問題となったため、世界保健機関（ＷＨＯ）加盟国を中心に（ ｃ市販後 ）の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。

【正解３】
a×
スモン訴訟とは、キノホルム製剤を使用した人が、「慢性脊髄視神経症」ではなく「亜急性脊髄視神経症」に罹患したことに対する損害賠償訴訟のことである。
b○
c○
d○

【正解１】
a○
b×
ＣＪＤは、「細菌」ではなく「タンパク質」の一種であるプリオンが原因とされている。
c○
d○

【正解２】
a○
b○
c○
d○

【正解２】
a○
b○
c○
d○

【正解２】
（ ａ世界保健機関（WHO） ）の定義によれば、「自分自身の（ ｂ健康 ）に責任を持ち、軽度な身体の不調は（ ｃ自分で手当て ）する」ことをセルフメディケーションという。

医薬品の使用上の注意において、幼児という場合は、おおよその目安として、（ ７歳 ）未満を指すものとされている。

【正解４】
a○
b○
c○
d○

【正解４】
a○
b○
c○
d×
「生活習慣病の治療」ではなく「生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防」。

【正解２】
a×
胎盤には、胎児の血液と母体の血液が「混ざり合う」ではなく「混ざらない」仕組み（血液ー胎盤関門）がある。
b×
一般用医薬品においては、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価は「容易」ではなく「困難」であるため、妊婦の使用については「相談すること」としているものが多い。
c○
d○

【正解４】
a○
b○
c○
d×
相互作用は、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こり、医薬品が薬理作用をもたらす部位で「起こることもある」。

【正解３】
a○
b○
c○
d○

【正解４】
a×
小腸のうち、十二指腸に続く部分の概ね上部「２０％」ではなく「４０％」が空腸、残り約「８０％」ではなく「６０％」が回腸である。
b○
c○
d○

【正解２】
a○
b×
鼻汁には「コルチゾン」ではなく「リゾチーム」が含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
c○
d×
鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、気管から気管支、肺までの部分を「上気道」ではなく「下気道」という。

【正解２】
a○
b×
リンパ液の流れは、主に「食後の胃の運動」ではなく「骨格筋」によるものである。
c○
d×
リンパ節の内部には「血小板」ではなく「リンパ球やマクロファージ」が密集している。

【正解４】
a×
骨組織は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の無機質と、タンパク質等の有機質からなる。
b×
骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて新陳代謝が行われている。
c○
d○

【正解１】
a○
b○
c×
交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、汗腺を支配する交感神経を除き、「ドパミン」ではなく「ノルアドレナリン」である。
d×
副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、「γ－アミノ酪酸」ではなく「アセチルコリン」である。

【正解４】
a×
結膜の充血では、「白目の部分のみ」ではなく「白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も」赤くなる。
b×
遠近の焦点調節は、主に「硝子体」ではなく「水晶体」の厚みを変化させることによって行われる。
c○
d○

【正解１】
a○
b○
c×
肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンＡ、Ｄ等「のほか、ビタミンＢ６やビタミンＢ１２等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある」。
d×
アルコールは、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて、一度「酢酸」ではなく「アセトアルデヒド」に代謝されたのち、さらに代謝されて「アセトアルデヒド」ではなく「酢酸」になる。

【正解４】
a×
内耳は、聴覚器官である「前庭」ではなく「蝸牛」と、平衡器官である「蝸牛」ではなく「前庭」の２つの部分からなる。
b×
耳垢は、「内耳」ではなく「外耳道」にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じったものである。
c○
d○

【正解４】
a×
大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、Ｓ状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛が「ない」。
b×
通常、糞便の成分の大半は「食物の残滓」ではなく「水分」で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸（１５～２０％）や腸内細菌の死骸（１０～１５％）が含まれ、「水分」ではなく「食物の残滓」は約５％に過ぎない。
c○
d○

【正解３】
a×
鼻腔の粘膜に医薬品を適用する場合、その成分は循環血液中に「移行しない」ではなく「移行しやすい」。一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はない。
b×
医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは体外へ排泄されやすい「脂溶性」ではなく「水溶性」の物質に変化する。
c○
d○

【正解５】
a○
b×
口腔粘膜から吸収された医薬品の成分は、「初めに肝臓で代謝を受けることなく、全身に分布する」。
c×
局所作用を目的とする医薬品の場合「でも、全身性の副作用が生じることもある」。

【正解１】
a○
b○
c○
d×
医薬品によるショックは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が「低い」ではなく「高い」。

【正解２】
a○
b○
c×
黄疸とは、「コレステロール」ではなく「ビリルビン」が胆汁中へ排出されずに血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
d×
有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因なのは、中毒性。
アレルギー性の肝機能障害は、有効成分に対する抗原抗体反応がが原因で起きる。

【正解５】
a×
小柄な人や高齢者で生じやすい。
b×
副腎皮質からアルドステロン分泌が「増加」ではなく「増加していないにもかかわらず」生じる。
c○
d×
医薬品と食品との相互作用により起きることも「ある」。

【正解５】
a○
b○
c×
「グロブリン」ではなく「アルブミン」は、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
d×
「アルブミン」ではなく「グロブリン」は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

【正解４】
a○
b×
医薬品の有効成分の代謝・排泄の速度が、吸収・分布の速度を上回ると、医薬品の有効成分の血中濃度は「上昇」ではなく「低下」する。
c○
d×
医薬品が摂取され、その有効成分が循環血液中に移行しても、その血中濃度が最小有効濃度を下回ると、薬効が消失する。

【正解３】
a×
前立腺肥大の基礎疾患が「ない人でも現れる」。
b○
c×
副交感神経系の機能を「亢進」ではなく「抑制」する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
d○

【正解２】
a○
b○
c○
d○

【正解４】
a×
一般的に、原因となる医薬品の使用から「１～２週間程度」ではなく「短時間（１時間以内）のうちに」起きることが多い。
b○
c○
d○

【正解５】
a×
記載は「光線過敏症」の内容。
接触皮膚炎は、医薬品の触れた皮膚のみに生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。
b×
循環器系に現れる副作用としての不整脈では、代謝機能の低下によって、発症リスクが「低下」ではなく「高まる」。
c×
薬疹は、「同じ医薬品でも、生じる発疹の型は人によって様々である。
d○

【正解１】
a○
b○
c×
記載はアドレナリン作動成分のメチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩等の内容。
アセトアミノフェンは、発熱を鎮め、痛みを和らげる解熱鎮痛成分。
d×
記載は去痰成分のグアイフェネシン等。
プソイドエフェドリン塩酸塩は選択肢ｃの通りのアドレナリン作動成分。

【正解４】
a×　b×
柴胡桂枝湯と小柴胡湯には、カンゾウは含まれるが、マオウが含まれていない。
c○　d○

【正解３】
a×　b○　c×　d○

【正解２】
a○
b×
解熱鎮痛薬による末梢でのプロスタグランジンの産生抑制は、循環血流量を「減少」ではなく「増加」させ、心臓に障害のある患者にとって「症状の改善に役立つ」ではなく「その症状を悪化させるおそれがある」。
c×
解熱鎮痛薬による末梢でのプロスタグランジンの産生抑制は、腎臓での血流量の「増加」ではなく「減少」につながるため、腎機能の「改善に役立つ」ではなく「その症状を悪化させるおそれがある」。

【正解３】
a×
抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、「慢性的」ではなく「一時的」な睡眠障害の緩和に用いられる。
b○
c○

【正解３】
眠気防止薬におけるカフェインの１回摂取量は、カフェインとして（ ａ 200mg ）、１日摂取量はカフェインとして（ ｂ 500mg ）が上限とされている。

【正解２】
a○
b×
記載は、ジメンヒドリナート等の抗ヒスタミン成分の内容。
アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的とする局所麻酔成分。
c○
d×
記載は、アミノ安息香酸エチル等の局所麻酔成分の内容。
ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す抗ヒスタミン成分。

【正解４】
a×
記載は、レイヨウカクの内容。
ユウタン熊胆は、健胃成分。
b○
c○
d○

【正解１】

【正解４】
a×
記載は、局所保護成分グリセリンの内容。
クロルヘキシジングルコン酸塩は、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる殺菌消毒成分。
b×
記載は、セチルピリジニウム塩化物やクロルヘキシジン塩酸塩等の殺菌消毒成分の内容。
トラネキサム酸は、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることが目的の抗炎症成分。
c○
d○

【正解１】
a○
b○
c×
オウバクは、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高める健胃成分。
d×
スクラルファートは、胃粘膜保護・修復成分。

【正解４】
1×
トリメブチンマレイン酸塩の内容。
2×
酸化マグネシウムなどの無機塩類の内容。
3×
ビサコジルの内容。
4○
5×
次硝酸ビスマス等の収斂成分の内容。

【正解３】
a×
食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象ではない。
b○
c×
腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。
d○

【正解４】
急な胃腸の痛みは、主として胃腸の過剰な動き（痙攣）によって生じる。消化管の運動は（ ａ副交感神経 ）系の刺激によって亢進し、また、（ ａ副交感神経 ）系は胃液分泌の亢進にも働く。そのため、（ ａ副交感神経 ）の伝達物質である（ ｂアセチルコリン ）と受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える成分が、胃痛、腹痛、さしこみ（疝痛、癪）を鎮めること（鎮痛鎮痙）のほか、（ ｃ胃酸過多 ）や胸やけに対する効果も期待して用いられる。

【正解５】
a○
b×
記載はジャコウの内容。
ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされている。
c×
記載はゴオウの内容。
ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされている。
d○

【正解１】
a○
b○
c×
記載はビタミンＥの内容。
ビタミンＢ₂（リボフラビン酪酸エステル等）は、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
d×
記載はリノール酸、ポリエンホスファチジルコリンの内容。
ビタミンＥは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害（手足の冷え、痺れ）の緩和等を目的として用いられる。

【正解１】
a○
b○
c×
鉄製剤の服用の前後３０分にタンニン酸を含む飲食物（緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等）を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が「良くなる」ではなく「悪くなることがある」ので、鉄製剤の服用前後にこれらの飲食物を「積極的に摂取する」ではなく「控える」ことが望ましい。
d×
鉄欠乏性貧血を予防するため、貧血の症状がみられる以前から継続的に鉄製剤を使用することは「適当ではない」。

【正解２】
a○
b○
c×
記載はユビデカレノンの内容。
ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
d×
記載はヘプロニカートの内容。
ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンＢ群とともに働く。

【正解２】
a○
b×
局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、「熱感刺激」ではなく「冷感刺激」を生じさせるメントールが配合されている場合がある。
c○
d×
痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、「クロタミトン」ではなく「アラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート（別名アルクロキサ）のような組織修復成分」が用いられる。
クロタミトンは、熱感刺激を生じさせる局所刺激成分。

【正解４】
ウワウルシの内容。

【正解３】
a○
b×
エチニルエストラジオールは、膣粘膜又は外陰部に適用されるものがあり、「適用部位で局所的に」ではなく「適用部位から吸収されて循環血液中に移行して」薬効を示す。
c○
d×
桂枝茯苓丸は、カンゾウを含まない。

【正解４】
a×
ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する「交感神経系」ではなく「副交感神経系」の働きを抑えることによって、くしゃみを抑えることを目的としている「抗コリン成分」。
b○
c○
d○

【正解１】
a×
歯痛薬は、歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、「歯の齲蝕（むし歯）が修復されることはなく、早めに医療機関（歯科）を受診して治療を受けることが基本となる」。
b○
c○
d×
記載は「止血成分＝フィトナジオン（ビタミンＫ１）やカルバゾクロム」の内容。
トコフェロールコハク酸エステルカルシウム＝ビタミンＥは、歯周組織の血行を促す効果を期待して配合されている。

【正解４】
a×
鼻づまり、鼻みず（鼻汁過多）、くしゃみ、頭重（頭が重い）の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤であり、「花粉症を含むアレルギー性鼻炎に適用する医薬品である」。
b×
ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻水等の症状を緩和することを目的として、「フェニレフリン塩酸塩」ではなく「クロルフェニラミンマレイン酸塩やケトチフェン等」が配合されている場合がある。
フェニレフリン塩酸塩は、アドレナリン作動成分。交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。
c○
d○

【正解５】
1×
プラノプロフェンは、非ステロイド性抗炎症成分。
視力調整等の反応を改善する作用があるのはビタミンＡ。
2×
コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐ成分。
目の調節機能を改善する作用は、ネオスチグミンメチル硫酸塩。
3×
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目の調節機能を改善する作用。
肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える作用は、クロモグリク酸。
4×
ホウ酸は、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられ、抗菌作用による防腐効果を期待して防腐剤として配合されていることもある。
炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用は、アズレンスルホン酸ナトリウム（水溶性アズレン）やアラントイン。
5○

【正解４】
六味丸の内容。

【正解３】
a×
アクリノールは、一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
b○
c×
記載はヨードチンキの内容。
ポピドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたもの。
d○

【正解３】
a○
b×
「広範囲に生じた皮膚症状」ではなく「体の一部分に生じた皮膚症状」の緩和を目的とするもので、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。
c○
d×
末梢組織の免疫機能を「向上」ではなく「低下」させる作用を示す。

【正解１】
a×
記載はブフェキサマクやウフェナマートの内容。
ケトプロフェンは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等に伴う痛みを鎮める目的として用いられる。
b○
c○
d×
フェルビナク等筋肉痛等の痛みを鎮める成分には殺菌作用がない。

【正解２】
a○
b×
記載はピロールニトリンの内容。
ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
c○
d×
ウンデシレン酸亜鉛は患部を「アルカリ性」ではなく「酸性」にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。

【正解３】
a×
記載は、カルプロニウム塩化物の内容。
カシュウは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して配合されている。b○
c×
記載はカシュウの内容。
カルプロニウム塩化物は、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して配合されている。
d○

【正解５】
a○
b×
市販されている禁煙補助剤は、咀嚼剤のみではなく、パッチ製剤もある。
c×
口腔内が「アルカリ性」ではなく「酸性」になるとニコチンの吸収が低下する。そのため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
d○

【正解５】
a○
b×
記載はビタミンＤ主薬製剤エルゴカルシフェロール等の内容。
ピリドキシン塩酸塩＝ビタミンＢ６は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素で過剰症はない。
c×
記載はビタミンＢ６＝ピリドキシン塩酸塩の内容。
リボフラビン酪酸エステル＝ビタミンＢ２は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
d○

【正解２】
a○
b×
記載はガンマーオリザノールの内容。
システインは、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働き、また、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあるとされる。
c×
記載はグルクロノラクトンの内容。
ガンマーオリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンＥ等と組み合わせて配合されている場合がある。

【正解１】
a○
b○
c×
一般生活者においては「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少なく、重篤な副作用は起きない。」などという誤った認識がされていることがある。
d×
漢方処方製剤は、用法用量において「適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後３ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている」。

【正解１】
a○
b×
クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
c○

【正解２】
a○
b×
ゴキブリの卵は、医薬品の成分が「浸透しやすい」ではなく「浸透しない殻で覆われている」ため、燻蒸処理を行う場合、殺虫効果を「示さない」。そのため３週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要がある。
c○
d×
室内の換気を改善するとともに、湿度を「上げる」ではなく「下げる」ことは、ダニの大量発生の防止につながる。

【正解３】
1×
ペルメトリンは、ピレスロイド系。
2×
フェンチオンは、有機リン系。
3○
4×
ピリプロキシフェンは、昆虫成長阻害成分。
5×
プロポクスルは、カーバメイト系。

【正解３】
a×
尿タンパク検査の場合、「食後１～２時間を目安」ではなく「原則として早朝」に採尿を行う。
b○
c×
正確な尿糖の検査のためには、「中間尿」を採取することが望ましい。
d○

【正解３】
a×
尿中の「卵胞刺激ホルモン（ＦＳＨ）」ではなく「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン（ｈＣＧ）］の有無を調べるものである。
b○
c×
「高温」だけではなく「低温」でも検出感度が低下する。
d○

【正解４】
a○
b○
c○
d○

【正解５】
a×
医薬品に「機械器具」は含まない。
b×
殺虫剤のように、人の身体に直接使用されない医薬品もある。
c×
身体に直接使用されない器具用消毒薬にも、医薬品として扱われるものがある。
d○

【正解４】
1○
2○
3○
4×
効能及び効果については、添付文書、容器、外箱等のいずれかに記載があることの定め。「容器」に表示されていなくても問題ない。

【正解４】
a×
要指導医薬品は一般用医薬品とは区別されている。
b×
劇薬も該当する。
c○
d○

【正解４】
a×
卸売販売業は、一般の生活者に対して医薬品を販売することができない。
b○
c×
店舗販売業も、薬剤師が勤務していれば、要指導医薬品の販売も認められている。

【正解１】
a○
b○
c×
新たに一般用医薬品となった医薬品は、承認後の一定期間「指定第二類医薬品」ではなく「第一類医薬品」として扱われる。
d○

【正解２】
a○
b○
c○
d×
「製造年月日」記載の義務付けはない。

【正解５】
a○
b×
栄養機能食品は、栄養機能表示の許可を要さないため、「消費者庁長官の個別審査を受けたものではない旨の表示をする」必要がある。
c○

【正解１】
a○
b○
c×
毒薬を収める直接の容器又は被包に、『黒地』に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。

【正解４】
a○
b○
c○

【正解２】
a○
b×
店舗管理者は、その店舗において、医薬品の販売又は授与に従事しているものでないくてはならない。
c○

【正解２】
a○
b×
薬剤師が対面で販売する必要がある。
c○
d×
医療用医薬品は特定販売の対象外。

【正解３】
1○
2○
3×
現にかかっている「医療機関がある場合は、その医療機関名」ではなく「疾病がある場合は、その病名」。
4○
5○

【正解２】
a×
記載は「指定第二類医薬品」の陳列。
店舗販売業者が第一類医薬品を販売するときには、第一類医薬品陳列区画に陳列しなければならない。
b○
c×
薬局開設者が要指導医薬品を陳列するときは、「必ず鍵をかけた陳列設備」だけではなく「購入しようとする者等が直接手の触れられない陳列設備」に陳列しなければならない。

【正解３】
1○
2○
3×
取り扱う要指導医薬品「の品名」ではなく「取り扱う要指導医薬品及び一般用医薬品の区分」
○4

【正解５】
a○
b○
c○
d○

【正解１】
a×
配置販売業の許可を受けようとする者は、「医薬品を配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごとに」、その都道府県知事に許可を得る必要がある。
b○
c×
薬局開設者又は店舗販売業者が、配置による販売又は授与の方法で医薬品を販売等しようとする場合には、別途、配置販売業の許可を受ける必要は「ない」ではなく「ある」。
d○

【正解１】
1×
「製造業者」ではなく「製造販売業者等」の氏名又は名称及び住所
2○
3○
4○

【正解１】
a○
b○
c×
化粧品を業として製造販売するには、「製造販売業の届出」ではなく「製造販売業の許可を受けた者が、あらかじめ品目ごとの届出を」を行う必要がある。
d×
化粧品を業として販売するには、販売業の許可は必要なく、一般小売店において販売等することができる。

【正解５】
a×
収去させることができるのは、「帳簿書類」ではない。
「無承認無許可医薬品、不良医薬品、不正表示医薬品の疑いのある物品を、試験のため必要な最少分量に限り」収去することができる。
b×
「店舗管理者」ではなく「医薬品の販売業者」に対して、その業務体制の整備を命ずることができる。
c○
d×
都道府県知事は、「配置販売業者」に対して「構造設備」を指摘することがおかしい。
配置販売業に対してなら「業務体制」が妥当。

【正解１】
a○
b×
使用上の注意として、「容認される軽微な症状についても、症状の持続又は増強がみられた場合には、いったん使用を中止した上で専門家に相談する旨が記載される」。
c○
d×
「消費者相談窓口」には、「製造販売元の製薬企業において購入者等からの相談に応じるための窓口担当部門の名称、電話番号、受付時間等」が記載されている。

【正解２】
６５歳以上。

【正解５】
a○
b○
c○

【正解１】
a○
b×
他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人は、「使用しようとする医薬品でアレルギー症状を起こしたことがなくても、アレルギー性の副作用を生じるリスクが高く、「相談すること」に当たる。
c○
d×
医療機関から処方された医療用医薬品の使用を自己判断で控えるのではなく「治療を行っている医師又は歯科医師にあらかじめ相談して、使用の適否について判断を仰ぐべきである」。

【正解３】
a×
「医師（又は歯科医師）の治療を受けている人」は、要指導医薬品だけでなく、一般用医薬品を使用する場合にも医師（又は歯科医師）に相談することが必要である。
b○
c×
副作用については、まず「まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状」ではなく「一般的な副作用について発現部位別に症状」が記載され、そのあとに続けて「まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状」が記載されている。
d○

【正解３】
a×
錠剤、カプセル剤、散剤等の医薬品は、「取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当である」。
b×
シロップ剤は「変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましいとされている」。
c○

【正解１】
a○
b○
c×
医薬品との因果関係が「明確でなくても、報告の対象となる」。
d×
医薬品の販売等に従事する専門家の報告は、特に期限は決められていない。

【正解３】
a×
製造販売業者等は、製造販売をし、又は承認を受けた医薬品の副作用等によるものと疑われる死亡症例の発生を知ったときは、その旨を「３０日以内」ではなく「１５日以内」に厚生労働大臣に報告を行わなければならない。
b×
各制度により集められた副作用情報は、「厚生労働省」ではなく「総合機構」において専門委員の意見を聴きながら調査検討が行われ、その結果に基づき、厚生労働大臣は、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、安全対策上必要な行政措置を講じている。
c○

【正解２】
a×
医療費の給付は、副作用の原因となった「医薬品の製造販売業者が直接行う」のではなく「総合機構が支払い業務を行っている」。
b×
医療費や医療手当などの各種給付の請求は、「請求する者の住所地の市町村長に対して」ではなく「総合機構に」行う。
c×
救済給付業務に必要な「すべての費用」ではなく「給付費について」は、医薬品の製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金で賄われる。
d×
医学的薬学的判断を要する事項については、「厚生科学審議会」ではなく「薬事・食品衛生審議会」の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて、医療費、障害年金、遺族年金等の各種給付が行われる。

【正解４】
a○
b○
c×
「厚生労働省」ではなく「製造販売業者」から医療機関や薬局等へ直接配布される。
d×
医療用医薬品や医家向け医療機器についての情報伝達である場合が多いが、「一般用医薬品にも関係する情報が発出されたこともある」。

【正解３】
a○
b○
c○
d○

【正解３】
a○
b○
c×
薬物乱用や薬物依存は、違法薬物（麻薬、覚せい剤、大麻等）によるもの「ばかりでなく、一般用医薬品によっても生じ得る」。
d○

【正解２】
芍薬甘草湯

【正解１】
1○
2×
ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は「妊婦又は妊娠していると思われる人」として記載されていない。
3×
トラネキサム酸が配合された口腔咽喉薬は「妊婦又は妊娠していると思われる人」として記載されていない。
4×
ヒマシ油が配合された瀉下薬は「腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそおれがあるため」、「妊婦又は妊娠していると思われる人」として記載される。

【正解４】
1×
イブプロフェンが配合された解熱鎮痛薬は「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されていない。
2×
ロートエキスが配合された内服薬は、「乳児に頻脈を起こすことがあるため」記載される。
3×
センノシドが配合された内服薬は、乳児に「昏睡」ではなく「下痢」を起こすことがあるため記載される。
4○

【正解１】
1○
2×
アスピリンは、「肝機能障害を悪化させるおそれがあるため」記載される。
3×
小柴胡湯は、「間質性肺炎の副作用が現れやすいため」記載される。
4×
ガジュツ末・真昆布末を含む製剤は、「肝機能障害を起こすことがあるため」記載される。

【正解４】
a×
コデインリン酸塩水和物は、「相談すること」の項目中に、「妊婦又は妊娠していると思われる人」として記載される。
b×
パパベリン塩酸塩の「相談すること」の項目中、「次の診断を受けた人」として記載される基礎疾患は、「緑内障」。
c○
d○

【正解２】
1×
けいれんと記載されるのは「ピペラジンリン酸塩水和物」。
ロペラミド塩酸塩は「発熱を伴う下痢、血便又は粘液便の続く人」「便秘を避けなければならない肛門疾患」と記載される。
2○
3×
排尿困難と記載されるのは「ジフェンヒドラミン塩酸塩等の抗ヒスタミン成分」や「スコポラミン臭化水素酸塩水和物等の抗コリン成分」等。
ピペラジンリン酸塩水和物は「けいれん」と記載される。
4×
はげしい腹痛と記載されるのは「瀉下薬（ヒマシ油、マルツエキスを除く）、浣腸薬、ビサコジルを主薬とする坐薬」。
イソプロパミドヨウ化物＝抗コリン成分は、「排尿困難」と記載される。

【正解２】
a○　b×　c○　d×
一般用医薬品で対象とならないのは、殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤（人体に直接使用するものを除く）、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品（精製水、ワセリン等）が該当する。

【正解１】
a×
「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」ではなく「日本製薬団体連合会」において、平成７年７月の製造物責任法の施行と同時に開設された。
b○
c×
消費者が、「医薬品又は医療機器」ではなく「医薬品又は医薬部外品」に関する苦情について製造販売元の企業と交渉するに当たっての相談を受け付けている。