【正解２】
ａ○
ｂ×
一般用医薬品として販売される製品は、製造物責任法（ＰＬ法）の「対象である」。
ｃ○
ｄ×
人体に対して使用されない医薬品でも、人の健康に影響を与えることも「ある」。

【正解４】
ａ×
動物実験で求められる５０％致死量（LD50）は、薬物の「毒性」の指標として用いられる。
ｂ○
ｃ×
製造販売後の調査及び試験の実施の基準として、「Good Post-marketing Study Practice (ＧＰＳＰ)」 が制定されている。
Good Vigilance Practice (ＧＶＰ)は、「製造販売後安全管理の基準」である。
ｄ○

【正解３】
ａ×
医薬品との相互作用で薬物治療の妨げになることも「ある」。
ｂ○
ｃ×
誤った使用方法や個々の体質により健康被害を生じた例も「報告されている」。
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ○
ｃ×
基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質と「なり得る」。
ｄ○

【正解５】
ａ×
重大な副作用の兆候が現れたときには「基本的に使用を中止すること」とされており、必要に応じて医師、薬剤師などに相談がなされるべきである。
ｂ×
医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではないため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることが「ある」。
ｃ○
ｄ○

【正解２】
ａ×
使用量は指示どおりであっても、長期連用すれば、肝臓や腎臓などの医薬品を代謝する器官を傷めたりする「可能性がある」。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
一度、薬物依存が形成されると、そこから離脱することは「容易ではない」。

【正解５】
ａ×
外用薬であっても、食品の摂取によって、その外用薬の作用や代謝が影響を受ける「可能性がある」。
ｂ×
相互作用には、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものと、「医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるものがある」。
ｃ○
ｄ○

【正解１】
　乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、乳児は生後４週以上、（ ａ１歳 ）未満、幼児は（ ａ１歳 ）以上、（ ｂ７歳 ）未満、小児は（ ｂ７歳 ）以上、（ ｃ１５歳 ）未満の年齢区分が用いられる。

【正解３】
副作用等が発生する危険性は「ある」。
保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明がなされることが重要である。

【正解５】
ａ×
一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合が「ある」。
ｂ×
生理機能の衰えの度合いは個人差が「大きく」、年齢のみから一概にどの程度副作用のリスクが増大しているかを「判断することは難しい」。
ｃ○
ｄ○

【正解５】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解４】
ａ×
医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医師や薬局の薬剤師等に伝えるよう購入者等に「説明することが重要」である。
ｂ×
医療機関での治療は特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある等、「注意が必要なものがある」。
ｃ○
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ×
医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待（暗示効果）や、条件付けによる生体反応、「時間経過による自然発生的な変化（自然緩解など）等が関与して生じる」と考えられている。
ｃ○
ｄ×
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの（効果）と「不都合なもの（副作用）とがある」。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
表示されている使用期限は、「未開封状態」で保管された場合に品質が保持される期限である。
ｄ×
高温、多湿、直射日光等の下に置くことのないよう留意する必要が「ある」。

【正解５】
ａ×
一般用医薬品にも、使用すればドーピングに該当する成分を含むものが「ある」。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解４】
ａ×
一般用医薬品では、「必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ」、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
専門家からの情報提供は、単に専門用語を分かりやすい平易な表現で説明する「だけでなく、説明した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているか、などの実情を把握しながら行う」ことにより、その実効性が高まる。

【正解３】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
サリドマイドが摂取されると、Ｒ体とＳ体は体内で相互に転換するため、Ｒ体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は「避けられない」。

【正解１】
ａ○
ｂ×
「米国」では１９６０年にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告された。
日本では、「１９７０年９月に販売が停止された」。
ｃ×
記述は、「ＣＪＤ」の内容である。
スモン患者に対する施策としては、「治療研究施設の整備、治療法の開発調査研究の推進、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、世帯更生資金貸付による生活資金の貸付のほか、重症患者に対する介護事業が講じられている」。サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、「医薬品副作用被害救済制度」が創設された。
ｄ×
１９７７年１０月に東京地裁において和解が成立して以来、各地の地裁及び高裁において和解が勧められ、１９７９年９月に「全面和解が成立した」。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
ＣＪＤは、細菌でもウイルスでもない「タンパク質」の一種であるプリオンが原因とされている。
ｄ×
ＣＪＤ訴訟は、「国、輸入販売業者及び製造業者」を被告として提訴された。

【正解４】
ａ×
薬害は、医薬品を十分注意して使用したとしても「起こり得る」。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
医療用医薬品のみでは「ない」。
サリドマイド製剤、キノホルム製剤は、過去に一般用医薬品として販売されていた。

【正解２】
ａ×
飲食物を飲み込む運動（嚥下）が起きるときには、喉頭の入り口にある喉頭蓋が反射的に「閉じる」ことにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。
ｂ×
滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的「短く」、脂質分の多い食品の場合には比較的「長い」。
ｃ○
ｄ×
大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、Ｓ状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛が「ない」。

【正解３】
ａ○
ｂ×
肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンＡ、Ｄ等のほか、水溶性ビタミンであるビタミンＢ６、Ｂ１２等も貯蔵することが「できる」。
ｃ×
胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中の「ヘモグロビン」が分解された老廃物である。
ｄ×
肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することが「できる」。

【正解２】
ａ×
「間質」は、毛細血管と「肺胞」を取り囲み支持している組織である。
ｂ○
ｃ×
肺自体には肺を動かす「筋組織がない」ため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、「横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して」呼吸運動が行われている。
ｄ×
肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から「二酸化炭素」が肺胞気中に拡散し、代わりに「酸素」が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

【正解５】
ａ×
「心臓の右側部分（右心房、右心室）」は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分（左心房、左心室）に入り、そこから「全身に送り出される」。
ｂ×
心臓が収縮したときの血圧を「最大血圧」、弛緩したときの血圧を「最小血圧」という。
ｃ○
ｄ×
脾臓は、「胃の後方の左上腹部に位置する握りこぶし大のスポンジ状」の臓器である。
背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器は、「腎臓」である。

【正解２】
１×
標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が「増加」する。
２○
３×
血液の粘稠性は、主として「血漿の水分量や赤血球の量」で決まり、「血中脂質量」はほとんど影響を与えない。
４×
リンパ球は、白血球の「約１／３」を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環している。
白血球の中で最も数が多く、白血球の約６０％を占めているのは、「好中球」である。
５×
リンパ液の流れは、主に「骨格筋」の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。

【正解５】
ａ×
記述は、「尿細管」の内容である。
腎小体では、「肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管へ入る」。
ｂ○
ｃ×
副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、「体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す」作用がある。
ｄ○

【正解５】
ａ×
水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、「近く」の物を見るときには丸く厚みが増し、「遠く」の物を見るときには扁平になる。
ｂ×
記述は、「強膜の充血」の内容である。
結膜の充血では、「白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる」。
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
蝸牛は、渦巻き形をした「聴覚器官」で、内部はリンパ液で満たされ、「中耳の耳小骨から伝わる振動がリンパ液を震わせ、その振動が聴細胞の小突起を揺らして、聴神経が刺激される」。
「前庭」は、平衡器官で、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。

【正解３】
記述は、「真皮」の内容である。
皮下組織は、「真皮の下にあり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている」。

【正解４】
ａ×
「骨格筋は随意筋」であり、不随意筋は「平滑筋」と心筋である。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
骨組織を構成する無機質は「骨に硬さを与え」、有機質（タンパク質及び多糖体）は「骨の強靱さを保つ」。

【正解１】
ａ×
末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う「体性神経系」と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う「自律神経系」に分類される。
ｂ○
ｃ×
膀胱は、交感神経系が活発になると排尿筋の「弛緩」が起こり、排尿が抑制される。
ｄ○

【正解２】
１×
内服薬のほとんどは、その有効成分が「消化管から」吸収されて循環血液中に移行する。
２○
３×
内服薬の有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物によって影響を「受ける」。
４×
直腸の粘膜下には静脈が豊富に分布して通っており、有効成分は容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が「速やか」に現れる。
５×
アレルギー性の副作用は、適用部位以外にも現れることが「ある」。

【正解２】
ａ×
作用を失ったり（不活性化）、作用が現れたり（代謝的活性化）、あるいは体外へ排泄されやすい「水溶性」の物質に変化したりする。
ｂ×
一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりして血中濃度を高くしても、「ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、薬効は頭打ちとなる」。
ｃ×
排出経路は、尿中、「胆汁中、呼気中」、汗中、母乳中などがある。
ｄ×
腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が「遅れる」ため、医薬品の効き目が「過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする」。

【正解２】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「クリーム剤」の内容である。
軟膏剤は、「油性の基剤で皮膚への刺激が弱く、適用部位を水から遮断したい場合等に用いられる」。

【正解２】
ａ○
ｂ○
ｃ×
皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後２週間以内に発症することが多いが、１ヶ月以上経ってから起こることも「ある」。
ｄ○

【正解５】
ａ○
ｂ○
ｃ×
再度、同じ医薬品を使用することにより再発することが「ある」。
ｄ○

【正解４】
ａ○
ｂ×
記述は、「消化性潰瘍」の内容である。
イレウスとは、「腸内容物の通過が阻害された状態」をいう。
ｃ×
小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが「高い」。
ｄ○

【正解４】
ａ○
ｂ×
排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は「速やかに改善する」。
ｃ○
ｄ×
喘息は、「合併症を起こさない限り」、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は「寛解する」。

【正解３】
ａ○
ｂ×
記述は、「不整脈」の内容である。
うっ血性心不全とは、「全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患」である。
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ×
「抗コリン作用がある成分」が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。
ｂ○
ｃ×
高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至る「おそれがある」。
ｄ○

【正解３】
ａ×
かぜの約８割はウイルスの感染が原因であるが、それ以外に細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合も「ある」。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解４】
ａ×
記述は、「柴胡桂枝湯」の内容である。
香蘇散は、「体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症に適すとされる」。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「小柴胡湯」の内容である。
小青竜湯は、「体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる」。

【正解２】
ａ○
ｂ×
化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量を増加させることにより、発汗を「促進」する作用がある。
ｃ○
ｄ×
プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位（温熱中枢）に作用して、体温を通常よりも「高く維持する」ように調節する。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」の内容である。
疎経活血湯は、「体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる」。

【正解４】
ａ○
ｂ×
記述は、「サンソウニン」の内容である。
チョウトウコウは、「アカネ科のカギカズラ、Uncaria sinensis Haviland 又は Uncaria macrophylla Wallich の通例とげ」を基原とする生薬である。
ｃ×
記述は、「柴胡加竜骨牡蛎湯」の内容である。
酸棗仁湯は、「体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされる」。
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ×
成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、「小児用の眠気防止薬はない」。
ｃ○
ｄ×
カフェインの眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収「抑制」があり、尿量の増加（利尿）をもたらす。

【正解４】
ａ×
記述は、「カフェインやジプロフィリンなどのキサンチン系成分」の内容である。
アリルイソプロピルアセチル尿素は、「不安や緊張などを和らげる鎮静成分」である。
ｂ○
ｃ×
メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが「遅く」持続時間が「長い」。
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ×
漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、「生後３ヶ月未満の乳児には使用しないこと」となっている。
ｃ○
ｄ×
ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の「麝香腺分泌物」を基原とする生薬で、「緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用」等を期待して用いられる。
鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられるのは、「ジンコウ」である。

【正解５】
ａ×
記述は、「カンゾウ」の内容である。
トリメトキノール塩酸塩水和物は、「交感神経系を刺激して気管支を拡張させるアドレナリン作動成分」である。
ｂ×
記述は、「エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン」等の内容である。
トラネキサム酸は、「気道の炎症を和らげる抗炎症成分」である。
ｃ×
記述は、「メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、トリメトキノール塩酸塩水和物、メトキシフェナミン塩酸塩」等の内容である。
ジヒドロコデインリン酸塩は、「延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える麻薬性鎮咳成分」である。
ｄ×
記述は、「カルボシステイン」の内容である。
グアイフェネシンは、「気道粘膜からの粘液の分泌を促進する去痰成分」である。

【正解４】
ａ×
オウヒは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの「樹皮」を基原とする生薬で、「去痰作用」を期待して用いられる。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「半夏厚朴湯」の内容である。
麦門冬湯は、「体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされる」。

【正解１】
記述は、「セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩、チモール」等の内容である。
アズレンスルホン酸ナトリウムは、「炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用」を期待して用いられる。

【正解５】
ａ×
スクラルファートは、「アルミニウム」を含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
ｂ×
記述は、「胃粘膜保護・修復成分であるセトラキサート塩酸塩」の内容である。
ピレンゼピン塩酸塩は、「胃液分泌抑制成分であり、消化管以外では一般的な抗コリン作用のため、排尿困難、動悸、目のかすみの副作用を生じることがある」。
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
ヒマシ油は、主に誤食・誤飲等による中毒の場合など、腸管内の物質をすみやかに体外に排除させなければならない場合に用いられるが、「防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避ける必要がある」。

【正解３】
ａ○
ｂ×
記述は、「平胃散」の内容である。
人参湯（理中丸）は、「体力虚弱で、疲れやすくて手足などが冷えやすいものの胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎に適すとされる」。
ｃ×
記述は、「大黄牡丹皮湯」の内容である。
大黄甘草湯は、「体力に関わらず使用できる。便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの（にきび）、食欲不振（食欲減退）、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などの症状の緩和に適すとされる」。
ｄ×
記述は、「麻子仁丸」の内容である。
大黄牡丹皮湯は、「体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちなものの月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾に適すとされる」。

【正解５】
ａ×
メチルベナクチジウム臭化物は、「副交感神経」の伝達物質である「アセチルコリン」と受容体の反応を妨げることで、胃痛、腹痛等を鎮める。
ｂ×
パパベリン塩酸塩は、「消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされ、胃液分泌を抑える作用は見出されない」。
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ×
記述は、「炭酸水素ナトリウム」の内容である。
ソルビトールは、「浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す」。
ｃ×
薬液を注入するときは「ゆっくりと」押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る。
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ×
強心薬には、心筋の収縮力を「高める」成分が主体として配合されている。
ｃ×
記述は、「ゴオウ」の内容である。
ロクジョウは、「シカ科の Cervus nippon Temminck、Cervus elaphus Linné、Cervus canadensis Erxleben 又はその他同属動物の雄鹿の角化していない幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる」。
ｄ○

【正解３】
ａ×
高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として使用される医薬品であり、「ウエスト周囲径（腹囲）を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない」。
ｂ○
ｃ×
記述は、「ビタミンＢ２」の内容である。
ビタミンＥは、「コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害（手足の冷え、痺れ）の緩和等を目的として用いられる」。
ｄ×
記述は、「ビタミンＥ」の内容である。
パンテチンは、「ＬＤＬ等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、ＨＤＬ産生を高める作用があるとされる」。

【正解２】
ａ○
ｂ×
貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬（鉄製剤）を使用することは「適当でない」。
ｃ×
記述は、「コバルト」の内容である。
マンガンは、「糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある」。
ｄ×
服用の前後３０分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が「悪く」なる。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
記述は、「三黄瀉心湯」の内容である。
七物降下湯は、「体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状（のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重）に適すとされる」。
ｄ×
ユビデカレノンは、「２週間位使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の病気が原因である可能性も考えられ、漫然と使用を継続することは適当でない」。

【正解４】
アラントインは、「痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果」を期待して配合される組織修復成分である。
血管収縮作用による止血効果を目的として配合されるのは、「テトラヒドロゾリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩、エフェドリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分」である。

【正解１】
ａ○
ｂ×
セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ（マロニエ）の種子を基原とする生薬で、主に「抗炎症作用」を期待して用いられる。
主に止血効果を期待して用いられるのは、「カイカ、カイカク」である。
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ×
記述は、「ウワウルシ」の内容である。
サンキライは、「ユリ科のSmilax glabra Roxburghの塊茎を基原とする生薬で、利尿作用を期待して用いられる」。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解２】加味逍遙散

【正解２】
ａ○
ｂ×
抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に「抗コリン作用」も示すため、「排尿困難や口渇、便秘等の副作用」が現れることがある。
ｃ○
ｄ×
フェニレフリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を「収縮」させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。

【正解５】
ａ×
記述は、「葛根湯加川芎辛夷」の内容である。
消風散は、「体力中等度以上の人の皮膚疾患で、痒みが強くて分泌物が多く、ときに局所の熱感があるものの湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、水虫、あせもに適すとされる」。
ｂ○
ｃ×
記述は、「十味敗毒湯」の内容である。
荊芥連翹湯は、「体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの蓄膿症（副鼻腔炎）、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびに適すとされる」。
ｄ○

【正解４】
ａ×
鼻粘膜が腫れてポリープ（鼻茸）となっている場合には、一般用医薬品により対処を図ることは「適当でなく、医療機関における治療が必要となる」。
ｂ×
一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、「蓄膿症などの慢性のものは対象となっていない」。
ｃ×
記述は、「リドカイン、リドカイン塩酸塩等の局所麻酔成分」の内容である。
セチルピリジニウム塩化物は、「鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止する殺菌消毒成分」である。
ｄ○

【正解３】
ａ×
スルファメトキサゾール ―「細菌感染（ブドウ球菌や連鎖球菌）」による結膜炎やものもらい（麦粒腫）、眼瞼炎などの化膿性の症状を改善する。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
パンテノール ―「目の調節機能の回復を促す。」

【正解１】
ａ○
ｂ×
ステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等の一時的な皮膚症状の緩和を目的とするものであり、「広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない」。
ｃ○
ｄ×
記述は、「収斂・皮膚保護成分である酸化亜鉛」の内容である。
テシットデシチンは、「創傷面の痛みや、皮膚の痒みを和らげる局所麻酔成分」である。

【正解２】
ａ○
ｂ×
記述は、「ピロールニトリン」の内容である。
テルビナフィン塩酸塩は、「皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える」。
ｃ○
ｄ×
記述は、「ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛」の内容である。
ピロールニトリンは、「菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える」。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「チクセツニンジン」の内容である。
カシュウは、「タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる」。

【正解３】
ａ○
ｂ×
サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、「抗炎症作用」を期待して用いられる。
ｃ×
シコンは、ムラサキ科のムラサキの「根」を基原とする生薬で、「組織修復促進、抗菌などの作用」を期待して口内炎用薬に用いられる。
ｄ×
茵蔯蒿湯は、構成生薬としてダイオウを含むが、「カンゾウは含まない」。

【正解４】
ａ○
ｂ×
咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐きけや腹痛等の副作用が現れやすくなるため、「ゆっくりと断続的に噛むこと」とされている。
ｃ×
禁煙補助剤には、「１日１回」皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行するパッチ製剤がある。
ｄ○

【正解１】
　（ ａ脂質の代謝 ）に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンＢ２主薬製剤は、（ ｂフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム ）などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンＢ２の摂取により、尿が（ ｃ黄 ）色になることがある。

【正解４】
ａ×
数種類の生薬をアルコールで抽出した薬用酒は、滋養強壮を目的として用いられるが、血行を促進させる作用があることから、「手術や出産の直後等で出血しやすい人では使用を避ける必要がある」。
ｂ×
記述は、「システイン」の内容である。
アスパラギン酸ナトリウムは、「アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる」。
ｃ×
記述は、「グルクロノラクトン」の内容である。
ヘスペリジンは、「ビタミン様物質のひとつで、ビタミンＣの吸収を助ける等の作用があるとされ、滋養強壮保健薬のほか、かぜ薬等にも配合されている場合がある」。
ｄ○

【正解１】清上防風湯

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
記述は、「次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分」の内容である。
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、「クレゾール石ケン液と同様な殺菌消毒作用を有する成分」である。
ｄ×
酸やアルカリは早期に十分な水洗がなされることが重要であり、特にアルカリ性の場合には念入りに水洗する。目に入った場合と同様、「中和剤は用いない」。

【正解５】
ａ×
イカリジンは、年齢による使用制限がない「忌避成分」で、蚊やマダニなどに対して「忌避効果」を発揮する。
ｂ×
シラミには「殺虫成分」としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられるが、「シラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげる作用はない」。
ｃ○
ｄ○

【正解５】
ａ×
尿中の「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン（ｈＣＧ）」の有無を調べるものである。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解４】
ａ×
登録販売者とは、都道府県知事が行う試験に合格した者「であって、都道府県知事の登録を受けた者」をいう。
ｂ○
ｃ×
登録事項に変更を生じたときは30日以内にその旨を届け出なければならないとされているが、「住所は登録事項ではない」。
ｄ○

【正解５】
ａ×
動物の疾病の治療に使用されることが目的とされている医薬品は、医薬品医療機器等法の「規制対象」である。
ｂ○
ｃ×
日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものも「ある」。
ｄ○

【正解５】
ａ×
劇薬を、「１４歳未満」の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
ｂ×
性別の記載は「不要」である。
譲受人から交付を受ける文書には、「品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業」の記載が必要である。
ｃ○
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ○
ｃ×
第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品で、日常生活に支障を来す程度ではないが、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれは「ある」。
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ×
「指定第二類医薬品」にあっては、枠の中に「２」の数字
ｃ×
用法及び用量は、「法第５２条第２項に規定される添付文書等への記載事項」である。
ｄ○

【正解４】
ａ○
ｂ×
記載事項に関する規定は薬局及び医薬品の販売業においても適用されるものであり、表示の不適切な医薬品を販売した場合は「罰せられる」。
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ×
医薬品のような販売業の「許可は必要なく」、一般小売店において販売等することができる。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
衛生害虫類の防除のため使用される製品群（防除用医薬部外品）は、直接の容器又は直接の被包に「防除用医薬部外品」と表示しなければならない。
かつては医薬品であったが医薬部外品へ移行された製品群（指定医薬部外品）は、直接の容器又は直接の被包に「指定医薬部外品」と表示しなければならない。

【正解２】
ａ○
ｂ×
医薬品や医薬部外品とは違い、化粧品の文字の表示は義務付けられて「いない」。
ｃ○

【正解５】
ａ○
ｂ○
ｃ○
ｄ×
記述は、「専門医療機関連携薬局」の内容である。
地域連携薬局は、「医師若しくは歯科医師又は薬剤師が診療又は調剤に従事する他の医療提供施設と連携し、地域における薬剤及び医薬品の適正な使用の推進及び効率的な提供に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導を実施するために一定の必要な機能を有する薬局」である。

【正解２】
ａ○
ｂ×
薬局と異なり、薬剤師が従事していても調剤を行うことは「できない」。
ｃ○
ｄ○

【正解１】
ａ×
配置販売業の許可は、「配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごと」に、その都道府県知事が与えることとされている。
ｂ×
配置販売業者又はその配置員は、その「住所地」の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。
ｃ×
配置販売業では、医薬品を開封して分割販売することは「禁止されている」。
ｄ○

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
ｄ×
登録販売者の氏名、店舗の電話番号その他連絡先のほかに、「店舗の名称」がある。
店舗管理者の氏名、医薬品による健康被害の救済制度に関する解説は、「店舗における掲示事項」「特定販売の広告表示事項」である。

【正解２】
ａ○
ｂ×
第一類医薬品を購入しようとする者から説明不要の意思表明があり、その医薬品が適正に使用されると薬剤師が判断した場合には、情報を提供せずに販売することが「できる」。
ｃ×
「第一類医薬品」を販売する場合は、その薬局において医薬品の販売又は授与に従事する「薬剤師」に、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。
第二類医薬品を販売する場合は、その薬局において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を「提供させるよう努めなければならない」。
ｄ○

【正解４】
　指定第二類医薬品は、薬局等構造設備規則に規定する「（ ａ情報提供を行うための設備 ）」から（ ｂ７メートル ）以内の範囲に陳列しなければならない。ただし、次の場合を除く。
ⅰ）鍵をかけた陳列設備に陳列する場合
ⅱ）指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から（ ｃ１．２メートル ）の範囲に、医薬品を購入しようとする者等が進入することができないよう必要な措置が取られている場合

【正解５】
ａ×
当該薬局又は店舗以外の場所に貯蔵し、又は陳列している一般用医薬品は、販売又は授与することが「できない」。
ｂ×
第一類医薬品、指定第二類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品及び薬局製造販売医薬品の「区分ごと」に表示しなければならない。
ｃ○
ｄ○

【正解２】
　（ ａ何人も ）、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、（ ｂ製造方法 ）、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は（ ｃ誇大 ）な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。

【正解１】
ａ×
医薬品の広告には、販売促進のために設置する医薬品のポスターも「含まれる」。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ○
ｃ×
配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、「配置による販売行為に当たらず、法の規定に違反するものとして取締りの対象となる」。
ｄ○

【正解１】
ａ×
都道府県知事は、薬事監視員に、店舗販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入らせ、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等の疑いのある物を、「試験のため必要な最少分量に限り、収去させることができる」。
ｂ○
ｃ×
都道府県知事は、店舗販売業における一般用医薬品の販売等を行うための業務体制が基準（体制省令）に適合しなくなった場合、「店舗販売業者」に対して、その業務体制の整備を命ずることができる。　
ｄ○

【正解１】
ａ×
添付文書に記載されている適正使用情報は、「一般の生活者に理解しやすい平易な表現でなされている」。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ○
ｂ×
使用上の注意の記載における高齢者とは、およその目安として「６５歳以上」を指す。
ｃ×
服用前後は飲酒しないこと等、小児では通常当てはまらない内容もあるが、小児に使用される医薬品においても、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項として「記載されている」。
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ○
ｃ×
使用期限の表示については、「適切な保存条件の下で製造後３年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品において法的な表示義務はない」。
ｄ○

【正解２】
「アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン等の解熱鎮痛成分」に記載することとされている。
ａ○
ｂ×
ｃ○
ｄ×

【正解５】
ａ○
ｂ○
ｃ×
ロートエキスが配合された内服薬は、乳児に「頻脈」を起こすおそれがあるため、授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けることとされている。
ｄ○

【正解２】
ａ○
ｂ×
胃潰瘍は、胃液の分泌が亢進し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあるため、「カフェイン、無水カフェイン、カフェインクエン酸塩等のカフェインを含む成分を主薬とする眠気防止薬」と記載することとされている。
ｃ○
ｄ○

【正解５】
ａ×
小柴胡湯は、間質性肺炎の副作用が現れやすいため、「肝臓病」と記載することとされている。
ｂ×
ガジュツ末・真昆布末を含む製剤は、肝機能障害を起こすことがあるため、「肝臓病」と記載することとされている。
ｃ○
ｄ○

【正解４】
スコポラミン臭化水素酸塩水和物等の抗コリン成分は、心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため、「心臓病」と記載することとされている。

【正解２】
ａ○
ｂ×
ブロモバレリル尿素は、「眠気を催す成分」であり、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
ｃ○
ｄ○

【正解４】
ａ×
カンゾウは、「高血圧」「心臓病」「腎臓病」の診断を受けた人と記載することとされている。
ｂ○
ｃ○
ｄ×
オキセサゼインは、「１５歳未満の小児」「妊婦又は妊娠していると思われる人」は「使用（服用）しないこと」と記載することとされている。

【正解２】
ａ○
ｂ×
緊急安全性情報は、医療用医薬品や医家向け医療機器についての情報伝達である場合が多いが、小柴胡湯による間質性肺炎に関する緊急安全性情報のように、一般用医薬品にも関係する情報が発出されたことが「ある」。
ｃ×
医薬品・医療機器等安全性情報は、医薬品（一般用医薬品を含む）、医療機器等による重要な副作用、不具合等に関する情報をとりまとめたものであるが、「ブルーレターとは呼ばれない」。
ブルーレターとも呼ばれるのは、「安全性速報」である。
ｄ○

【正解２】
　医薬品医療機器等法第６８条の１０第２項の規定により、薬局開設者、病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者又は医師、歯科医師、薬剤師、登録販売者、獣医師その他の医薬関係者は、医薬品の副作用等によるものと疑われる健康被害の発生を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を（ ａ厚生労働大臣 ）に報告しなければならないとされている。
　なお、実務上は、同法第６８条の１３第３項の規定により、報告書を（ ｂ独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ）に提出することとされている。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
血液製剤等の生物由来製品を製造販売する企業に対して、当該企業が製造販売する生物由来製品の安全性について評価し、その成果を「定期的に国へ報告する制度を導入している」。
ｄ×
既存の医薬品と明らかに異なる有効成分が配合されたものには、「１０年」を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間（概ね８年）、承認後の使用成績等を製造販売業者等が集積し、厚生労働省へ提出する制度（再審査制度）が適用される。

【正解３】
ａ○
ｂ×
厚生労働大臣は、「薬事審議会」の意見を聴いて、使用上の注意の改訂の指示等を通じた注意喚起のための情報提供等の安全対策上必要な行政措置を講じている。
ｃ○

【正解４】
ａ×
報告様式の記入欄「すべてに記入がなされる必要はなく」、購入者等から把握可能な範囲で報告がなされればよい。
ｂ○
ｃ○
ｄ○

【正解３】
ａ×
「健康被害を受けた本人（又は家族）」が、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に対して給付請求を行う。
ｂ×
救済給付の対象となるには、添付文書や外箱等に記載されている用法・用量、使用上の注意に従って使用されていることが基本となる。医薬品の不適正な使用による健康被害については、救済給付の対象と「ならない」。
ｃ○
ｄ×
救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、「製造販売業者」から年度ごとに納付される拠出金が充てられるほか、事務費については、その「２分の１」相当額は国庫補助により賄われている。

【正解２】
ａ×
障害児養育年金は、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある「１８歳未満」の人を養育する人に対して給付される。
ｂ×
記述は、「医療費」の内容である。
医療手当は、「医薬品の副作用による疾病の治療（入院治療を必要とする程度）に伴う医療費以外の費用の負担に着目して給付される」。
ｃ×
遺族年金は、最高「１０年間」を給付の限度とする。
ｄ×
副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類（受診証明書）などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した「販売証明書」等が必要となる。

【正解１】
ａ○
ｂ○
ｃ×
ｄ×
救済制度の対象とならない医薬品として以下のものがある。
・殺虫剤・殺鼠剤（人体に直接使用するものを除く）
・殺菌消毒剤（人体に直接使用するものを除く）
・一般用検査薬
・一部の日局収載医薬品（精製水、ワセリン等）
・製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
・無承認無許可医薬品（いわゆる健康食品として販売されたもののほか、個人輸入により入手された医薬品）

【正解５】
ａ×
２００３年５月までに、「一般用かぜ薬」の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が、計２６例報告され、厚生労働省では、同年６月、「一般用かぜ薬全般」につき使用上の注意の改訂を指示した。
ｂ×
慢性肝炎患者が「小柴胡湯」を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例があったことから、１９９６年３月、厚生省（当時）より関係製薬企業に対して緊急安全性情報の配布が指示された。
ｃ○
ｄ○

【正解５】
ａ○
ｂ○
ｃ×
薬物乱用や薬物依存は、違法薬物（麻薬、覚醒剤、大麻等）によるものばかりでなく、一般用医薬品によっても「生じ得る」。
ｄ○