2017.2.1
- ワンポイントレッスン
こうして覚えよう殺虫成分
幸絵「見てしまったの。」
三郎「見たって、何を?」
幸絵「ゴ、ゴキブリ。」
三郎「そんなに珍しい?」
幸絵「珍しいかどうかじゃないわよ。どうすればいいの、私。」
三郎「おいおい、大げさだな。」
幸絵「やっぱり、殺すしかないか。」
三郎「おいおい、大げさだな。」
幸絵「のんきなんだから、まったく。」
三郎「しかたないな。これ使えよ。」
幸絵「えっ。このタイミングでなんでポケットから殺虫剤出てくるわけ。実は、君こそゴキブリ恐怖症なんでは?ま、いいか。有効成分は何かしら。」
三郎「メトキサジアゾン、ペルメトリン、フェノトリン。」
幸絵「よし。いくわよ。ペルメトリン、フェノトリンはピレスロイド系殺虫成分。除虫菊に含まれる成分から開発されたもの。」
三郎「有機リン系でもないのに、語尾が“リン”になっているって覚えるといいよね。」
幸絵「なんか、かえってまぎらわしくない。」
三郎「そんなことないよ。有機リン系殺虫成分は、ジクロルボスとかフェニトロチオンとか、不思議と“リン”がつかないのばっかりなんだ。」
幸絵「変なとこに気づくのね。」
三郎「おいおい、変なとこでなくて、いいとこに気づくのね、だろう?じゃあ、メトキサジアゾンは?」
幸絵「メトキサジアゾンは、オキサジアゾール系。語尾の“ジアゾン”から、ジアゾール系だって見分けがつくわ。」
三郎「変なとこに気づくのね。」
幸絵「まったく。口調までまねしないでよ。」