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平成29年度版登録販売者試験 過去問題集

東海・北陸エリア
(富山県・石川県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)
令和1年度より関西広域連合として実施
徳島県は、令和1年度より関西広域連合として実施

第2章 人体の働きと医薬品

問 1 人体の構造に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の(   )内には同じ字句が入る。

ヒトの体は、( a )が集まって構成されており、関連する働きを持つ( a )が集まって( b )を作り、複数の( b )が組み合わさって一定の形態を持ち、特定の働きをする( c )が形成される。

1a器官 b組織 c細胞
2a組織 b器官 c細胞
3a細胞 b組織 c器官
4a細胞 b器官 c組織
5a器官 b細胞 c組織

【正解3】
ヒトの体は、( a細胞 )が集まって構成されており、関連する働きを持つ( a細胞 )が集まって( b組織 )を作り、複数の( b組織 )が組み合わさって一定の形態を持ち、特定の働きをする( c器官 )が形成される。

問 2 唾液に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素(プチアリン。唾液アミラーゼともいう。)が含まれる。
2味覚の形成にも重要な役割を持っている。
3リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用もある。
4口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、アルカリによる歯の齲蝕を防いでいる。

【正解4】
1○
2○
3○

口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、「酸」による歯の齲蝕を防いでいる。

問 3 咽頭及び食道に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に閉じることにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。
b食道には、消化液の分泌腺がある。
c嚥下された飲食物は、重力によって胃に落ち込むのでなく、食道の運動によって胃に送られる。
d食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しないように防いでいる。
a b c d
1正 正 正 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 正 正
4誤 正 正 正
5正 正 正 正

【正解3】
a○

食道に、消化液の分泌腺はない。
c○
d○

問 4 膵臓に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌する。
b膵液は酸性で、胃で弱アルカリ性となった内容物を中和する。
c膵臓では、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給は担っていない。
d膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
  • 1(a、b)
  • 2(b、c)
  • 3(c、d)
  • 4(a、d)

【正解4】
a○

膵液は「弱アルカリ性」で、胃で「酸性」となった内容物を中和する。

膵臓では、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を「担っている」。
d○

問 5 栄養分の代謝及び貯蔵に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の(  )内には同じ字句が入る。

小腸で吸収された( a )は、血液によって肝臓に運ばれて( b )として蓄えられる。( b )は、( a )が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じて( a )に分解されて血液中に放出される。皮下組織等に蓄えられた( c )も、一度肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。

1aブドウ糖 b脂質 cグリコーゲン
2aグリコーゲン bブドウ糖 c脂質
3aグリコーゲン bブドウ糖 cビタミンA
4aブドウ糖 bグリコーゲン c脂質
5aブドウ糖 bグリコーゲン cビタミンA

【正解4】
小腸で吸収された( aブドウ糖 )は、血液によって肝臓に運ばれて( bグリコーゲン )として蓄えられる。( bグリコーゲン )は、( aブドウ糖 )が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じて( aブドウ糖 )に分解されて血液中に放出される。皮下組織等に蓄えられた( c脂質 )も、一度肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。

問 6 大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、小腸と同様に内壁粘膜に絨毛がある。
b大腸では消化はほとんど行われない。
c大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
d通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。
a b c d
1誤 正 正 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 正 誤
4誤 正 誤 正
5正 誤 正 正

【正解1】

大腸は内壁粘膜に絨毛がない点で小腸と区別される。
b○
c○

通常、糞便の成分の大半は水分。
そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、「食物の残滓」は約5%に過ぎない。

問 7 呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道という。
b呼吸器は常時外気と接触する器官であり、様々な異物、病原物質の侵入経路となるため、幾つもの防御機構が備わっている。
c鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、必要な場合に分泌され、常には分泌されない。
d肺には肺を動かす筋組織があるため、自力で膨らんだり縮んだりすることによって、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
  • 1(a、b)
  • 2(a、c)
  • 3(b、d)
  • 4(c、d)

【正解1】
a○
b○

鼻汁は、粘膜を保護するため、「常に少しずつ」分泌されている。

肺自体には肺を動かす筋組織がない。

問 8 循環器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1拍動とは、心房で血液を集めて心室に送り、心室から血液を拍出する心臓の動きである。
2心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。
3動脈は弾力性があり、圧力がかかっても耐えられるようになっている。この動脈は、多くが体の皮膚表面近くを通っている。
4四肢を通る静脈では血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔をおいて内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達して血液の逆流を防いでいる。

【正解3】
1○
2○

動脈の多くは体の深部を通っている。
4○

問 9 血漿成分に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の(   )内には同じ字句が入る。

( a )は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
( b )は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫( b )とも呼ばれる。
( c )は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。

1aアルブミン bグロブリン c脂質
2aグロブリン bアルブミン c脂質
3aアルブミン bグロブリン c糖質
4aアミラーゼ bグリコーゲン c脂質
5aグロブリン bアルブミン c糖質

【正解1】
( aアルブミン )は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
( bグロブリン )は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫( bグロブリン )とも呼ばれる。
( c脂質 )は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。

問 10 泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
b副腎は、左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と間質の2層構造からなる。
c膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
d男性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺があり、加齢とともに前立腺が縮小し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
a b c d
1誤 正 正 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 正 誤
4誤 正 誤 正
5正 誤 正 正

【正解3】
a○

副腎は、左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と「髄質」の2層構造からなる。
c○

前立腺は加齢とともに「肥大」し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。

問 11 目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている。角膜や水晶体には血管が通っていて、血液によって栄養分や酸素が供給される。
b角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶ。
c遠近の焦点調節は、主に水晶体の厚みを変化させることによって行われている。水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
d目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であるが、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。
  • 1(a、c)
  • 2(b、c)
  • 3(b、d)
  • 4(a、d)

【正解3】

角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給される。
b○

近くの物を見るときに丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
d○

問 12 鼻と耳に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1鼻は、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その化学的刺激を感じとる。
2鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
3耳は、外耳、中耳、内耳からなり、聴覚情報と平衡感覚を感知する。
4小さな子供では、耳管が細く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。

【正解4】
1○
2○
3○

小さな子供では、耳管が「太く」短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。

問 13 外皮系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1外皮系には、身体を覆う皮膚と、汗腺、皮脂腺、乳腺等の皮膚腺が含まれるが、爪や毛等の角質は含まれない。
2炎症が生じた皮膚に現れる発疹や発赤、痒み等の症状と免疫機能の活性化とは関連がない。
3メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線の刺激により表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、皮膚組織を破壊する。
4皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。

【正解4】

外皮系には、爪や毛等の角質も含まれる。

炎症が生じた皮膚に現れる発疹や発赤、痒み等の症状は免疫機能の活性化に関連している。

メラニン色素は、皮膚組織を「防護する」役割がある。
4○

問 14 骨格系と筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a成長が停止した後は、骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われなくなる。
b骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする。
c骨格筋と平滑筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋である。
d筋組織は神経からの指令によって収縮するが、体性神経系(運動神経)で支配されるものと自律神経系に支配されるものがある。
a b c d
1誤 正 正 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 正 誤
4誤 正 誤 正
5正 誤 正 正

【正解4】

成長が停止した後も、骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
b○

骨格筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋だが、平滑筋は不随意筋である。
d○

問 15 脳や神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)がある。
b血液脳関門は、脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能のことをいい、脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が高い。
c自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなっていて、概ね、交感神経系は体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働き、副交感神経系は体が食事や休憩等の安息状態をとるように働く。
d医薬品の成分が体内で薬効又は副作用をもたらす際は、自律神経系への作用や影響は重要でない。
a b c d
1誤 誤 正 正
2正 誤 誤 正
3正 正 誤 誤
4正 正 正 誤
5誤 正 正 正

【正解4】
a○
b○
c○

医薬品の成分が体内で薬効又は副作用をもたらす際も、自律神経系への作用や影響が重要である。

問 16 粘膜から吸収される医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a一般用医薬品として使用されている点鼻薬については、全身作用を目的としたものはなく、鼻腔粘膜への局所作用を目的としているため、その成分が循環血液中に入ることはない。
b坐剤には、肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させることを目的とするものがある。
c医薬品によっては、適用部位の粘膜に刺激等の局所的な副作用を生じることがある。
d眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることはない。
  • 1(a、c)
  • 2(b、c)
  • 3(b、d)
  • 4(a、d)

【正解2】

一般用医薬品として使用されている点鼻薬については、全身作用を目的としたものはなく、 鼻腔粘膜局所作用を目的としているが、その成分が循環血液中に移行しやすく、全身性の副作用を生じることがある。
b○
c○

眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがある。

問 17 全身作用を目的とする内服薬の消化管吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。
b錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、消化管で吸収される前に、錠剤等が消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならないが、腸溶性製剤のような特殊なものを除き、肝臓で有効成分が溶出するものが大部分である。
c有効成分は、主に大腸で吸収される。
d有効成分によっては消化管の粘膜に障害を起こすものもあるため、食事の時間と服用時期との関係が、各医薬品の用法に定められている。
a b c d
1正 誤 誤 正
2誤 正 誤 誤
3正 誤 正 誤
4誤 正 誤 正
5誤 誤 正 誤

【正解1】
a○

腸溶性製剤のような特殊なものを除き、「胃」で有効成分が溶出するものが大部分である。

有効成分は、主に「小腸」で吸収される。
d○

問 18 第1欄の記述は、医薬品の剤形に関するものである。これに該当する剤形は第2欄のどれか。

第1欄
この剤形は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。

第2欄
1 口腔内崩壊錠
2 トローチ
3 軟膏剤
4 カプセル剤
5 散剤

【正解1】
口腔内崩壊錠

問 19 副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a医薬品は、十分注意して適正に使用された場合でも、副作用を生じることがある。
b一般に、重篤な副作用は発生頻度が低く、多くの患者はもちろん、医薬品の販売等に従事する専門家にとっても遭遇する機会は極めてまれである。しかし、副作用の早期発見・早期対応のためには、医薬品の販売等に従事する専門家が副作用の症状に関する十分な知識を身に付けることが重要である。
c厚生労働省が作成した「重篤副作用疾患別対応マニュアル」が対象とする重篤副作用疾患の中には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれており、医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等への積極的な情報提供や相談対応に、本マニュアルを積極的に活用することが望ましい。
d一般用医薬品による副作用は、長期連用のほか、不適切な医薬品の併用や医薬品服用時のアルコール飲用等が原因で起きる場合がある。
a b c d
1正 正 正 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 正 正
4誤 正 正 正
5正 正 正 正

【正解5】
a○
b○
c○
d○

問 20 薬疹に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a限られた少数の医薬品でのみ起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である。赤い大小の斑点(紅斑)、小さく盛り上がった湿疹(丘疹 )のほか、水疱を生じることもある。
b蕁麻疹は強い痒みを伴うが、それ以外の薬疹の場合は痒みがないか、たとえあったとしてもわずかなことが多い。皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもある。
c薬疹はアレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
d医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮すべきである。重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、痒み等の症状に対しては、まずは一般の生活者が自己判断で対症療法を行う。
  • 1(a、b)
  • 2(b、c)
  • 3(c、d)
  • 4(a、d)

【正解2】

薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性がある。
b○
c○

痒み等の症状に対して一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。

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