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全国試験情報

各都道府県の最新試験情報と問い合わせ先を紹介

東京都の試験情報

東京都の最新試験情報
試験日時 平成29年9月10日(日) 午前10時〜午後3時30分
受験申請書受付期間 平成29年5月29日(月)~6月9日(金)
受験手数料 13,600円
合格発表 平成29年10月10日(火)
東京都の試験情報 問い合わせ先
担当部署 東京都福祉保健局健康安全部薬務課 登録販売者試験担当
電話番号 03-5320-4522
ホーム
ページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/iyaku/tourokushiken/29shiken.html
東京都の試験情報 合格率推移
平成28年合格率 32.4%
平成27年合格率 40.6%
平成26年合格率 47.9%
平成25年合格率 27.9%
平成24年合格率 40.9%
平成23年合格率 54.0%
平成22年合格率 47.4%
平成21年合格率 76.7%
平成20年合格率 75.4%

平成28年度登録販売者試験 東京都傾向と対策

1.新試験制度から2年目

一昨年(平成27年)4月、登録販売者制度が改正された。大きな変更点として2つあげることができる。
1 それまで受験資格として必要であった実務経験が不要になり、学歴、年齢、医薬品の販売経験に関係なく、だれもが受験できるようになった。
2 「東京都」の試験において、問題が「神奈川・千葉・埼玉」と統一されることになり、1都3県が同じ問題で同じ試験日に実施するようになった。
今年度(平成28年度)は、このような新制度となって2年目となる。試験結果を、過去2年間と比べたものが次の表である。

受験者数 合格者数 合格率
東京都 H26年 3,948 1,890 47.9
H27年 5,169 2,098 40.6
H28年 5,344 1,732 32.4
神奈川県 H26年 1,416 511 36.1
H27年 1,820 807 44.3
H28年 2,365 881 37.2
千葉県 H26年 962 295 30.7
H27年 1,619 658 40.6
H28年 1,987 651 32.8
埼玉県 H26年 1,400 407 29.1
H27年 1,785 715 40.1
H28年 2,151 678 31.5

1都3県ともに、受験者数は増加傾向にある。実務経験という障壁が取り除かれた27年が26年と比べて全体で2,000人以上増えているのは自然の流れであったといえるが、28年も前年と比べ全体で1,500名以上の増加となっている。
合格率については、28年は前年と比べて10ポイント近く低下している。神奈川、千葉、埼玉の3県については、この水準は26年に揺れ戻した形であるが、東京都の場合は47.9%→40.6%→32.4%と激しい低下傾向が続いている。
合格率には様々な要因が関係するが、東京都がここまで合格率が低下しているのは、出題傾向の変化による影響が大きい。これまで東京都の問題は基本を重視したものであった。それに対し神奈川・千葉・埼玉は応用中心であり、新傾向問題も積極的に取り入れるという特徴があった。問題を統一するにあたって、そのような傾向が東京都にも反映され、難易度が昨年を境に大幅に上がったのだ。基本を身につけるだけで充分であった東京都のレベルに合わせた受験生では対応できない、その結果としての合格率の低下であると考えられる。


2.試験の概要

試験は、厚生労働省が定める「試験問題の作成に関する手引き(平成27年4月)」から出題される。
総出題数は120問であり、合格基準は、
1 総出題数に対する正答率が7割以上(84点以上)であること
2 試験項目ごとの出題数に対する正答率が3割5分以上であること
の両方を満たすこととされている。

ここでいう試験項目とは、
第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」(20問)
第2章「人体の働きと医薬品」(20問)
第3章「主な医薬品とその作用」(40問)
第4章「薬事に関する法規・制度」(20問)
第5章「医薬品の適正使用・安全対策」(20問)
の5項目をさしており、これらの項目それぞれについて、正答率が3割5分以上でないといけないということである。
この5項目の出題順は都道府県によって異なり、東京都の場合(神奈川・千葉・埼玉も同じ)、午前に1章、2章、4章、午後に3章、5章の順に出題される

午前10時から正午まで 問1から問20 第1章
問21から問40 第2章
問41から問60 第4章
午後1時30分時から3時30分まで 問61から問100 第3章
問101から問120 第5章

記述式問題はなく、すべて選択式問題(5肢択一)であり、解答欄にある5つの数字のうち正しいものを1か所だけ塗りつぶすマークシート形式である。
問題形式は4種類ある。
○正誤組み合わせ問題…3つまたは4つの文章があり、それぞれの内容が正しいか間違っているかを答えさせる。
○組み合わせ問題…4つの文章a~dがあり、その中から内容が正しいものを2つ選ばせる。
○5択問題…5つの文章(または用語)のうち、正しいものを1つ選ばせる。
○穴埋め問題…空欄の中に入る用語について、正しい組み合わせを1つ選ばせる。

今年度の東京都では、正誤組み合わせが75題(昨年度の東京都は68題)、組み合わせが33題(34題)、5択が7題(7題)、穴埋め問題が5題(9題)であった。


3.難易度の変化

神奈川・千葉・埼玉と共通の問題になったのを契機に、東京都の試験問題は難易度が格段に上昇した。しかし章によって難易度の変化にバラつきがあることに注意しなくてはならない。

難易度 H26年 H27年 H28年
第1章
(20問)
A 17 13 17
B 3 7 3
C 0 0 0
第2章
(20問)
A 7 9 5
B 8 7 9
C 5 4 6
第3章
(40問)
A 20 12 9
B 12 16 11
C 7 12 20
第4章
(20問)
A 10 6 2
B 5 5 13
C 5 9 5
第5章
(20問)
A 9 13 10
B 8 5 5
C 4 2 5

120問について難易度を
・基本問題はA
・選択肢のいくつかが基本を超える問題はB
・発展的な内容で解答するのが難しい問題はC
として、それぞれに該当する問題が章ごとに何問あるかをまとめて、28年の問題を、過去2年間と比較したのが右の表である。これによって、難易度の変化を見ることができる。
この3年間では、1章、5章は大きな変化は見られない。1章についてはほとんどが基本問題でありBはほんのわずかである。また5章も1章ほどではないが基本が半数を占めている。

しかし2章、3章、4章については、基本が減少し、応用的なBCが増加していることが明らかである。特に3章では難度が急上昇している。Cが7題→12題→20題。半数が応用問題であり、Aは全体の4分の1にも満たない9問だけであった。4章でもAはわずか2問だけでそれ以外はBCになっている。
医薬品販売の実務において、登録販売者にとって最も必要とされる能力は何かと問われたなら、その答えは、医薬品の成分名と作用についての知識であり、人体に及ぼす副作用の影響、それに販売する上での法的な知識ではないだろうか。試験の出題範囲でいうと2章、3章、4章に他ならない。この3つの章は、合格後の実務での必要性という面で、不可欠な内容を含んでいるのだ。ここ2年間での東京都の試験傾向の変化には、医薬品販売制度が、登録販売者に対して何を求めているのかがはっきり現われていると見るべきである。


4.出題傾向

午前の部【第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識】

問題 出題形式 出題のテーマ レベル
問1 正誤組み合わせ5択 医薬品の本質 A
問2 正誤組み合わせ5択 医薬品のリスク A
問3 正誤組み合わせ5択 健康食品 A
問4 正誤組み合わせ5択 医薬品の副作用 A
問5 正誤組み合わせ5択 アレルギー A
問6 正誤組み合わせ5択 医薬品不適正な使用と有害事象 A
問7 正誤組み合わせ5択 医薬品の相互作用 A
問8 正誤組み合わせ5択 医薬品と相互作用 A
問9 正誤組み合わせ5択 小児への医薬品の使用 A
問10 正誤組み合わせ5択 高齢者への配慮 B
問11 正誤組み合わせ5択 妊娠している女性、母乳を与える女性への配慮 A
問12 正誤組み合わせ5択 プラセボ効果 A
問13 正誤組み合わせ5択 医薬品の品質 A
問14 正誤組み合わせ5択 適切な医薬品選択と受診勧奨 B
問15 正誤組み合わせ5択 販売時のコミュニケーション A
問16 正誤組み合わせ5択 販売時のコミュニケーション A
問17 正誤組み合わせ5択 医薬品の副作用に対する基本的な考え方 A
問18 穴埋め サリドマイド及びサリドマイド訴訟 B
問19 正誤組み合わせ5択 HIV訴訟 A
問20 正誤組み合わせ5択 CJD及びCJD訴訟 A

すべての範囲から、バランスよく出題されている。決して難問ではないが、一般用医薬品の販売時において、適切な医薬品選択と受診勧奨、コミュニケーションの必要性について3問出題されているのは新傾向といってもよい。
簡単な問題でも注意を要するものもある。医薬品の副作用に関する問4もその一つである。

a一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。

(正解 ○)

実はこの文章は毎年出題されている。しかし、わかりにくい文章なので答えにくい。このような出題に対しては、やみくもに文章そのものを暗記するだけでは本当に理解したということはできない。重大な副作用が起きたとき、「不利益を受けることになるが、使用を中断する」べきなのか、それとも「重大な副作用があっても使用を中断しないこと」を選ぶべきなのか、どちらを優先すればよいのか、というように意味内容を明確に読み解くことが大切である。

昨年同様、特定保健用食品、機能性表示食品の表示についての出題があった。健康食品のテーマが、第1章に2年連続して出題され、しかも本質的な内容を含んでいることは注目に値する。

問3 a「特定保健用食品」は、特定の保健機能の表示が許可されている。

問3 b「機能性表示食品」は、疾病に罹患している者の身体構造や機能に関する効果を表示するものである。

(正解 ○、×)

このような出題に対しては、第1章として学習を済ませてしまうのではなく、第4章にある「保健機能食品」と併せて学習をすることで、論点をわかりやすくするし、それによって理解も格段に深めることができる。

薬害については3問の出題があるが、解答するために必要とされる知識が幅広くなっている。原因となった薬剤や、副作用の症状は頻出事項であるが、問19、問20に見られるように、薬害事件を契機として成立した制度や体制の出題が増えていることに注意しなければならない。

問19 cHIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている。

問20 cCJD訴訟を契機に、国は医薬品副作用被害救済制度を創設した。

(正解 ○、×)

【第2章 人体の働きと医薬品】

問題 出題形式 出題のテーマ レベル
問21 正誤組み合わせ5択 消化器系 B
問22 正誤組み合わせ5択 肝臓の働き A
問23 正誤組み合わせ5択 呼吸器系 C
問24 正誤組み合わせ5択 心臓および血管系 B
問25 正誤組み合わせ5択 血液及びリンパ系 C
問26 正誤組み合わせ5択 泌尿器系 A
問27 正誤組み合わせ5択 目、鼻、耳 A
問28 正誤組み合わせ5択 外皮系 A
問29 正誤組み合わせ5択 骨格系、筋組織 C
問30 組み合わせ5択 末梢神経 C
問31 正誤組み合わせ5択 医薬品の吸収 B
問32 正誤組み合わせ5択 医薬品の有効成分の代謝及び排泄 B
問33 組み合わせ5択 医薬品の剤形 C
問34 正誤組み合わせ5択 ショック(アナフィラキシー) B
問35 正誤組み合わせ5択 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症 A
問36 正誤組み合わせ5択 肝機能障害 B
問37 正誤組み合わせ5択 消化性潰瘍及びイレウス様症状 B
問38 正誤組み合わせ5択 間質性肺炎 B
問39 正誤組み合わせ5択 喘息 C
問40 穴埋め 眼に現れる医薬品の副作用 B

第2章の出題のメインは「人体の構造と働き」である。今年の場合は10問あった。出題された分野を過去にさかのぼってまとめると下の表のようになる。傾向としては、消化器系、循環器系、脳と神経系の3分野から複数出題されることが多いことである。消化器系では、小腸、肝臓について単独問題が多い。今年はアルコールの代謝経路(アルコール→アセトアルデヒド→酢酸)の出題があった。循環器系では心臓だけでなく血管系やリンパ系についても頻出している。脳と神経系では、交感神経または副交感神経が効果器に及ぼす作用について必須であるが、中枢神経系にも注意を向けるべきである。今年こそ出題はなかったが、脳におけるブドウ糖の消費量、酸素の消費量、血液の循環量について、脳血管の物質透過に関する選択性についてなどが昨年出題されている。末梢神経系では、今年の問30で傾向を押さえておこう。

分野 H25年 H26年 H27年 H28年
消化器系 3 3 3 2
呼吸器系 1 0 1 1
循環器系 2 1 2 2
泌尿器系 1 1 1 1
感覚器 0 2 1 1
外皮系 1 1 1 1
骨格系・筋組織 1 2 2 1
脳と神経系 1 2 3 1
合計問題数 11 13 13 10

問30 d局所(腋窩等)に分布するアポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出される。

(正解 ○)

この問題では、
①アポクリン腺が分布するのは局所か ②アポクリン腺は交感神経支配か ③そして汗腺では神経伝達物質に例外があるが、アポクリン腺はどうだったか
と3つの内容が論点となっている。これらをすべて考えた上で解答しなければいけない難しさがある。
他の分野について特に特徴的な点は次のとおりである。
・呼吸器系では、気道、気管、気管支の用語の関係に注意。2年連続で出題されている。
・感覚器系では目、耳からの出題が多い。耳の構造ではリンパ液の役割が頻出。
・骨格系と筋組織は必出の分野。
・泌尿器系では、腎臓の働き、副腎が産生するホルモンだけでなく、前立腺や尿道についても出題される。

毎年標準的な問題であった「薬の働く仕組み」からは、3問の出題があったが、今年はどれも難易度が高かった。口腔内崩壊錠についての問33も非常に間違いやすい内容である。

a口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。

(正解 ×)

口腔内崩壊錠は、口の中や喉に作用する局所作用だろうか?飲み込まないのは確かだが、舐めて徐々に溶かすものだろうか?
口腔内崩壊錠は、確かに口腔内錠剤ではあるが、口の中や喉に作用するのが目的でないし、唾液で速やかに溶けるので、舐めて徐々に溶かすものではない。この記述はトローチ(ドロップ)のものである。些細な相違点に注意しなければならない。

「症状からみた主な副作用」については7問の出題で、27年度の2問と比べて大幅な増加である。ただこの項目は、3章の学習のベースとなるところなので、出題される量がどうであれ、重要視しなければいけない項目である。目立った傾向としては、問38、問39に見られるように、原因薬剤を使用して副作用が起きるまでにどれくらいの期間があるかという点が問われていることである。

問38 b間質性肺炎は、通常、原因となる医薬品の使用開始から1~2日間で発症する。

問39 c(喘息は)原因となる医薬品を使用後、一般に1~2週間で起きることが多い。

(正解 ×、×)

【第4章 薬事に関する法規と制度】

問題 出題形式 出題のテーマ レベル
問41 条文の穴埋め 医薬品医療機器法第1条(法の目的) B
問42 正誤組み合わせ5択 一般用医薬品 B
問43 組み合わせ5択 毒薬及び劇薬 C
問44 正誤組み合わせ5択 一般用医薬品のリスク区分 B
問45 組み合わせ5択 法定表示事項 C
問46 正誤組み合わせ5択 化粧品 B
問47 組み合わせ5択 薬局及び医薬品の販売業の許可 A
問48 組み合わせ5択 薬局 B
問49 正誤組み合わせ5択 店舗販売業 C
問50 5肢択一 販売記録 C
問51 正誤組み合わせ5択 リスク区分に応じた情報提供の方法 B
問52 正誤組み合わせ5択 一般用医薬品の陳列 B
問53 正誤組み合わせ5択 薬局又は店舗販売業の掲示 B
問54 正誤組み合わせ5択 特定販売 A
問55 組み合わせ5択 特定販売を行うことについての広告の表示 B
問56 組み合わせ5択 濫用のおそれのある医薬品 B
問57 正誤組み合わせ5択 医薬品の広告 C
問58 組み合わせ5択 医薬品の広告 B
問59 組み合わせ5択 医薬品の販売方法 B
問60 正誤組み合わせ5択 行政庁の監視指導及び処分 B

第4章特有の問題形式として、条文の穴埋めがあるが、今年は法の目的(第1条)についての1問だけである。この条文は頻出であり、空欄となっている用語こそ違うが、咋年も同じ条文が出題されている。

薬局及び医薬品販売業については7問あり、これまでは必須であった配置販売業に関するものがなかった一方で、陳列及び掲示について本格的な内容になっているのが特徴的である。

問52 d第三類医薬品は、薬局等構造設備規則に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列しなければならない。

(正解 ×)

この問題自体は簡単で、7メートル以内に陳列しなければならないのは指定第二類であるから×だとすぐ正解は出すことができるはずだ。ここで大事なのは、薬局等構造設備規則という法である。(東京都では前例がないが)この法が引用される出題例もある。といっても条文に目を通す必要はない。予備知識として、持っておくべきは次の内容である。
・薬局について「面積は、おおむね一九・八平方メートル以上」「医薬品を通常陳列し、又は調剤された薬剤若しくは医薬品を交付する場所にあっては六〇ルツクス以上、調剤台の上にあっては一二〇ルツクス以上の明るさを有すること」
・店舗販売業について「面積は、おおむね一三・二平方メートル以上」「医薬品を通常陳列し、又は交付する場所にあっては六〇ルツクス以上の明るさを有すること」

店舗管理者については、単独問題でもよく出題される頻出テーマであるが、問49は難問である。このようなレベルまで必要とされる問題は前例がない。

問49 c登録販売者は、過去5年間のうち、登録販売者として業務に従事した期間が通算して2年間あれば、要指導医薬品を販売する店舗の店舗管理者になることができる。

(正解 ×)

特定販売についての出題が複数ある(問54、問55)ことと並んで、濫用のおそれのあるものとして指定された医薬品の具体名について(問56)、第一類医薬品を販売したときに書面に記載しなければならない事項について(問50)など、医薬品医療機器法になって、新しく取り入れられた制度から積極的に出題されている。

問55薬品医療機器法に基づき、薬局開設者が特定販売を行うことについて広告するときに表示しなければならない次の情報として、正しいものの組み合わせはどれか。

a薬局の位置を示す地図

b一般用医薬品の陳列状況を示す写真

c開店時間と特定販売を行う時間が異なる場合にあっては、その開店時間及び特定販売を行う時間

d特定販売を行う一般用医薬品の製造番号又は製造記号

(正解 b、c)

医薬部外品と化粧品については、難問が毎年出題される傾向にあった。しかし、今年は医薬部外品の出題がなく、化粧品について1問だけであり、基本知識で対応できるレベルのものであった。(化粧品を販売する場合に医薬品のような許可は必要かどうか、化粧品の原材料として医薬品の成分を配合できるかどうか。)

毒劇薬について、「要指導医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものはない」という記述があった。これにはとまどった受験生が多かったのではないだろうか。毒薬又は劇薬に該当するものは、一般用医薬品にはないが、要指導医薬品にはあるので、これは×になる。

医薬品の広告に関する問題では、問57cに注意しておかなくてはならない。「広告に該当する条件」についてであるが、これまで出題例はほとんどない。

問57 c医薬品の広告に該当するか否かについては、(1)顧客を誘引する意図が明確であること、(2)特定の商品名(販売名)が明らかにされていること、(3)一般人が認知できる状態であることの要件を1つでも満たす場合には、広告に該当するものと判断されている。

(正解 ×)

問題文にあげられている3つの要件については正しい記述なので、正しい文章だと錯覚してしまいそうになるが、実は「1つでも満たす場合には広告に該当する」という部分がまちがっている。「いずれの要件も満たした場合に広告に該当する」、が正解である。
このテーマ(広告に該当する条件)は、来年以降、単独問題として出題される可能性が高い。要注意である。

行政庁の監視指導及び処分について、問60ではdが間違いやすい。

d都道府県知事等は、店舗販売業の一般医薬品の販売等を行うための業務体制が基準に適合しない場合、店舗管理者に対して、その業務体制の整備を命じることができる。

(正解 ×)

確かに業務体制の整備を命じることはできる。しかしそれは販売業者に対してであり、店舗管理者に対してではないことに気づかなくてはいけない。まったく同じ記述が昨年にもあったので、過去の問題に目を通していたかどうかで正解率に差が出たのではないだろうか。

午後の部【第3章 主な医薬品とその作用】

(★印は、設問の全体または一部に漢方処方を含むもの)

問題 出題形式 出題のテーマ レベル
問61 正誤組み合わせ5択 かぜ及びかぜ薬 A
問62 組み合わせ5択 かぜ薬に用いられる成分 A
問63 正誤組み合わせ5択 解熱鎮痛薬に用いられる成分 B
問64 組み合わせ5択 鎮痛の漢方処方★ C
問65 正誤組み合わせ5択 眠気を促す薬★ C
問66 正誤組み合わせ5択 鎮暈薬に用いられる成分 B
問67 組み合わせ5択 鎮咳去痰薬に用いられる成分 C
問68 正誤組み合わせ5択 鎮咳去痰薬の漢方処方製剤★ C
問69 5肢択一 喉の痛み等を鎮めることを目的とする漢方処方製剤★ C
問70 正誤組み合わせ5択 胃腸薬に用いられる成分 B
問71 正誤組み合わせ5択 胃の薬に用いられる成分 C
問72 正誤組み合わせ5択 腸の薬に用いられる成分 B
問73 組み合わせ5択 胃腸鎮痛鎮痙薬 C
問74 組み合わせ5択 浣腸薬 A
問75 正誤組み合わせ5択 駆虫薬 C
問76 正誤組み合わせ5択 強心薬に用いられる成分 C
問77 正誤組み合わせ5択 コレステロール B
問78 正誤組み合わせ5択 高コレステロール改善薬に用いられる成分 C
問79 正誤組み合わせ5択 循環器用薬に用いられる成分★ C
問80 組み合わせ5択 内用痔疾用薬 C
問81 5肢択一 泌尿器用薬として用いられる生薬成分 B
問82 組み合わせ5択 婦人薬に用いられる成分★ C
問83 穴埋め 内服アレルギー用薬の漢方処方製剤★ C
問84 組み合わせ5択 鼻炎用点鼻薬に用いられる成分 A
問85 組み合わせ5択 眼科用薬 A
問86 正誤組み合わせ5択 眼科用薬に用いられる成分 C
問87 正誤組み合わせ5択 外皮用薬の剤形による取扱上の注意 A
問88 組み合わせ5択 きず口等の殺菌消毒成分 A
問89 正誤組み合わせ5択 外皮用薬に用いられる抗炎症成分 A
問90 組み合わせ5択 外皮用薬の配合成分 B
問91 組み合わせ5択 みずむし・たむし用薬 C
問92 正誤組み合わせ5択 歯痛・歯槽膿漏薬 C
問93 正誤組み合わせ5択 ニコチン・禁煙補助剤 A
問94 組み合わせ5択 滋養強壮保健薬に用いられる成分 B
問95 正誤組み合わせ5択 漢方処方製剤のしばりと適用となる症状★ C
問96 組み合わせ5択 漢方処方製剤・生薬製剤★ B
問97 組み合わせ5択 生薬成分 C
問98 組み合わせ5択 消毒薬に用いられる殺菌消毒成分 B
問99 組み合わせ5択 衛生害虫の防除・殺虫剤に用いられる成分 C
問100 組み合わせ5択 一般用検査薬 B

薬の種類ごとの出題数をまとめたものが下の表である。毎年頻度が高い項目としては、「精神神経に作用する薬」「呼吸器官に作用する薬」「胃腸に作用する薬」「心臓や血液に作用する薬」「アレルギー用薬・鼻炎用点鼻薬」「皮膚に用いる薬」があげられる。 また昨年度から、出題が稀であった分野をふくめ、すべての分野から出題されるようになっていることも特徴的である

薬の種類 H25年 H26年 H27年 H28年
精神神経に作用する薬 7 7 8 6
呼吸器官に作用する薬 2 3 3 3
胃腸に作用する薬 7 4 5 6
心臓や血液に作用する薬 1 3 4 4
痔の薬・泌尿器用薬 2 2 2 2
婦人薬 1 0 1 1
アレルギー用薬・鼻炎用点鼻薬 3 3 2 2
眼科用薬 2 2 2 2
皮膚に用いる薬 7 7 3 5
歯や口中に用いる薬 1 0 2 1
禁煙補助剤 1 1 1 1
滋養強壮保健薬 1 2 2 1
漢方処方・生薬製剤 2 3 2 3
公衆衛生薬 3 2 2 2
一般用検査薬 0 1 1 1

「精神神経に作用する薬」では、かぜ薬と解熱鎮痛薬から各2題、眠気を促す薬、鎮暈薬からの出題がそれぞれ1題ずつであった。「呼吸器官に作用する薬」では口腔咽喉薬、「胃腸薬」では胃腸鎮痛鎮痙薬、駆虫薬、「心臓や血液に作用する薬」では循環器用薬、「外皮用薬」では、歯痛・歯槽膿漏薬など、どちらかといえばマイナーな分野からの出題が頻出している。

問65の眠気を促す薬にある、漢方処方についての問題肢は、今年の3章全体の出題の傾向を代表している。

問65 c桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力中程度以下で疲れやすく、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされる。

(正解 ○)

昨年は、柴胡加竜骨牡蛎湯が出題されているのだが、桂枝加竜骨牡蛎湯との最も大きな違いは適する人の体力の違いである。桂枝加竜骨牡蛎湯はこの記述通りで、体力中程度以下であるのに対し、柴胡加竜骨牡蛎湯は体力中程度以上に適するとされている。
漢方については、「手引き」変更でしばり表現(証)について見直された影響もあり、適する人の体力がキーワードとなっているものがめだち、その中の一つがこの問題である。
問題全体が漢方処方として出題されているものは、鎮痛薬(問64)、鎮咳去痰薬(問68)、口腔咽喉薬(問69)、婦人薬(問82)、内服アレルギー用薬(問83)、漢方処方製剤のしばりと適用となる症状(問95)があるが、これまであまり見られなかった出題パターンもあり、どれも難問である。

この6問以外では、桂枝加竜骨牡蛎湯(問65d)、三黄瀉心湯、七物降下湯(問79c、d)など、問題文の一部に漢方が含まれるものもある。(漢方に関する問題は、3章の出題一覧表で★印で示してある。)

生薬成分についても同じ傾向が顕著である。 強心薬のセンソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウ(問76)、循環器用薬のヘプロニカート、ルチン(問79)、泌尿器用薬のウワウルシ、ブクリョウ(問81)など過去にも頻出していたものもあるが、内用痔疾用薬のセイヨウトチノミ、カイカ(問80)、歯槽膿漏薬のカミツレ(問92)、泌尿器用薬のキササゲ、サンキライ、ソウハクヒ(問81)など、多様な分野からも出題されている。

成分名の一覧が示される形式の問題が昨年同様に出題されている。胃腸薬全体について考える総合力が必要となる。

問70次の表は、ある一般用医薬品の胃腸薬に含まれている成分の一覧である。
1日量 12錠中 成人(15才以上)
銅クロロフィリンカリウム 120mg
無水リン酸水素カルシウム 1,020mg
沈降炭酸カルシウム 1,020mg
水酸化マグネシウム 960mg
ロートエキス 30mg

a腎臓病の診断を受けた人は、この胃腸薬を使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談をするべきである。

bこの胃腸薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補うことにより、胃や腸の内容物の消化を助けることを主な目的としている。

cこの胃腸薬と、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。

dこの胃腸薬は、授乳中の人は使用しないか、使用する場合は授乳を避ける必要がある。

(正解 ○、×、○、○)

aは、カルシウム、マグネシウムなど無機塩類が含まれているため○である。
bについては、消化を助ける成分といえばジアスターゼ、リパーゼなどがあるが、銅クロロフィリンカリウムはどうだろうか?(銅クロロフィリンカリウムは胃粘膜保護成分)。
c,dについてはロートエキスがポイントになる。胃腸鎮痛痙薬にも配合されることがある抗コリン成分であり、乳汁中に移行するという知識がないと解答するのは難しい。

【第5章 医薬品の適正使用と安全対策】

問題 出題形式 出題のテーマ レベル
問101 正誤組み合わせ5択 製品表示の記載 A
問102 組み合わせ5択 一般用検査薬の添付文書の記載 B
問103 正誤組み合わせ5択 「してはいけないこと」の項目について A
問104 正誤組み合わせ5択 「次の診断を受けた人は相談すること」と記載される成分 B
問105 5肢択一 「6歳未満の小児は使用しないこと」と記載される成分 A
問106 正誤組み合わせ5択 「次の基礎疾患のある人は使用しないこと」と記載される成分 A
問107 5肢択一 「胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病」の人は相談することと記載される成分 A
問108 5肢択一 「排尿困難の症状がある人は相談すること」と記載される成分 C
問109 正誤組み合わせ5択 「妊娠している人は使用しないことと」記載される理由 B
問110 組み合わせ5択 安全性情報 A
問111 5肢択一 医薬品医療機器情報提供ホームページ C
問112 正誤組み合わせ5択 医薬品の安全対策 A
問113 穴埋め 医薬品の副作用情報等の評価及び措置 B
問114 正誤組み合わせ5択 医薬関係者による医薬品副作用報告制度 B
問115 組み合わせ5択 企業からの医薬品副作用報告制度 A
問116 組み合わせ5択 医薬品副作用被害救済制度の対象となる医薬品 A
問117 正誤組み合わせ5択 医薬品副作用被害救済制度における給付の種類 C
問118 正誤組み合わせ5択 医薬品PLセンター C
問119 組み合わせ5択 一般用医薬品の安全対策 C
問120 正誤組み合わせ5択 医薬品の適正使用のための啓発活動 A

第5章では、別表5-1と別表5-2にある「主な使用上の注意の記載とその対象成分」が最も重要である。ここから出される問題がどこまで解けるかで、章全体の出来を決定するといってもよい。今年度は問104から問109までの6題がここからの出題であり、その内容は次の通りである。 ・メトヘモグロビン血症を起こすおそれのある成分(アミノ安息香エチル) ・胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病の人が「相談すること」と記載される成分(イブプロフェン) ・排尿困難の症状がある人は「相談すること」と記載されない成分(テオフィリン) ・妊娠している人が使用しないこととされる理由(ジフェンヒドラミン、ケトプロフェン、トラネキサム酸) ・使用しないことと記載される成分と基礎疾患の組み合わせ(スクラルファート、プソイドエフェドリン塩酸塩、インドメタシン、芍薬甘草湯) ・相談することと記載される成分と診断名の組み合わせ(エテンザミド、ジプロフィリン、次硝酸ビスマス)

一般用検査薬の添付文書について単独の出題があった。医薬品の添付文書との違いについてまとめて整理しておくべきである。

問102

a一般用検査薬には、キットの内容及び成分・分量のほか、添加物として配合さている成分も記載しなければならない。

b一般用検査薬には、検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するか又は医師に相談する旨等が記載されている。

c妊娠検査薬には、使用者が一般の生活者であるので、検出感度は記載されていない。

d一般用検査薬には、使用目的や使用方法が記載されている。

(正解 ×、○、×、○)

設問のaは難問である。しかしこのように考えてみよう。医薬品の添加物については、「香料」、「pH調製剤」など用途名であったり、「その他の成分」という形になっていたりするが、記載されるのが原則である。それは何故だろう?アレルギーの原因となる場合があるためである。しかし検査薬は人体に直接使用するものではない。アレルギーは起こり得ない、とすると添加物の記載は不要ではないだろうか。
このように推論を進めることで、たとえ一般用検査薬の添付文書についての知識がなかったとしても、正解にたどりつくことができるのではないだろうか。
知っていることを組み合わせて、未知の事柄に対して正解を発見できるようにすること。大切な受験テクニックである。

医薬品の安全性情報(問110)、医薬品医療機器情報提供ホームページ(問111)、医薬関係者による副作用の報告(問114、問115)、医薬品副作用被害救済制度(問116、問117)医薬品PLセンター(問118)も毎年必出の項目である。
問113の穴埋め問題は、「医薬品の副作用情報の評価及び措置」についてである。昨年も同様の出題があった。

医薬品等安全性情報報告制度等により集められた副作用情報については、(  a  )において(  b  )専門委員の意見を聴きながら調査検討が行われ、その結果に基づき、厚生労働大臣は、(  c  )の意見を聴いて、使用上の注意の改訂の指示等を通じた注意喚起のための情報提供や、効能効果や用法用量の一部変更、調査・実験の実施の指示、製造・販売の中止、製品の回収等の安全対策上必要な行政措置を講じている。

(正解 独立行政法人医薬品医療機器総合機構、専門委員、薬事・食品衛生審議会)


5.学習上の対策

難易度に合わせて、章ごとの学習時間を決める

5つの章の難易度には大きなバラつきがある。それに合わせて学習時間を決めることが大切。 十分時間をかける必要があるのは、人体の構造や医薬品の名称・働きといった、より専門的で膨大な知識が必要とされる2・3章と、難易度が上がった薬事関連法規に関する第4章である。
これ以外の1章と5章についてはポイントを押さえたら、必要以上に時間をかけない(その分を他の章に回す)ことが学習効果を高めるコツになる。
また、学習方法として一貫して必要なことは、暗記しなければならない事柄は暗記に徹することである。しかもわかった上で暗記すること。

「別表」も出題範囲として扱う

4章と5章には、本文とは別に「別表」という形で関連する参考資料が巻末についている。8種類あるが、これらの参考資料からの出題が必ずある。最近3年間の出題数は次のようになっている

別表 H26年 H27年 H28年
4-1 医薬部外品の効能効果の範囲   1  
4-2 化粧品の効能効果の範囲 1 1  
4-3 特定保健用食品に認められている特定の保険の用途      
4-4 栄養機能食品の栄養機能表示と注意喚起表示 1    
5-1、5-2 使用上の注意の記載とその対象成分 6 5 6
5-3 一般用医薬品に関連する「安全性情報」の主な記事 1    
5-4 企業からの副作用等の報告 1 1  

参考資料は、本文では触れられていない内容を補足するものであるが、参考にするという程度では得点に結びつかない。重要な試験範囲そのものとして時間を取って取り組む必要がある。
これらについては、(他県のものでもよいので)過去問を利用することを忘れてはいけない。これまでに出題例があるものが、表の中で覚えるべきポイントになる。ただ単に表を見てもどこが重要なのかわからない。過去に出題例があるものを優先して覚えることが最も有効な方法になる。

東京都の出題傾向に合わせて学習する

平成27年から東京都の問題は、難易度が上がり出題の傾向も変わっている。それに合わせて知識を身につけることが大切だ。平成27年以前に見られた出題のレベルに合わせたのでは対応できないことを知っておくこと。
出題の特徴は過去問を実際に解いてみることでつかむことができる。東京都の2年間分(平成27年、28年)の過去問は優先して見ておくべきである。過去の出題例を参考にすることで、ポイントとなる部分と、必要とされるレベルを具体的に把握することができる。類題が出題されることも多い。
しかし量よりも質を重要視しなければならない。できなかった問題については自分のものになるまで何回でも繰り返すことが大切である。このとき、完璧を目指そうとして些細なことに気にし過ぎるのもマイナスである。決して満点を取ることが求められている訳ではない。合格点を取ることが目標なのだ。

過去問を扱うときのもう一つの注意点に、やまをかけないことがある。出題頻度の高い部分を重点的に学習することは当然であるが、それだけで終わらせては対策として不十分である。出題範囲が広がっていることに注意しなければならない。いままではほとんどなかった項目からの出題もめだつ。過去問にないからといってその項目をやらなくてもいいという訳ではない。どこから出題されても対応できるように、全体をくまなく学習することがポイントである。

章の枠を飛び越えて、総合的に学習する

それぞれの章や項目は、決して独立してあるのではなく、何らかの関連性をもっている。学習においても、他の場所にでてきた内容と照らし合わせながら進めていく方法を取り入れるべきである。いくつか例を上げると ○妊娠している人への配慮について(第1章)では、妊娠している人には使用しないこととされる対象成分名(第5章)も併せて覚える。 ○健康食品(第1章)がでてきたら、そこだけで終わらせないで保健機能食品(第4章)でさらに深めておく。 ○眼科用薬(第3章)について学習するときは成分名を暗記すると同時に、目の構造と働き(第2章)も復習する。 ○保健薬(第3章)の配合成分の働きは、栄養機能食品の機能表示(第4章)と重複が多いので別々にやるより一緒にやった方が合理的だ。 ○配合成分(第3章)で副作用名がでてきたら、そのたびに副作用の特徴(第2章)を確かめる。

他の分野でも思いつくことが多いはずである。このような方法をとることによって、前に進みながら繰り返しあともどりをすることになる。それはこまめに復習をしていることと同じ効果がある。知識が深まるのはもちろんであるが、なかなか覚えられなかった内容を違った形で繰り返すことで少しずつ、しかし確実に身につけることが増えていくはずである。
一歩一歩、しかし確実に学習を進めよう。

立体的に組み合わされた知識は、受験生として必要とされている力であり、それは合格後、登録販売者として必要とされている力に他ならない。

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