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徳島県の登録販売者試験情報【令和6年】

試験に関するご質問は、以下記載の「担当部署」へご連絡ください。

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試験日時

再試験 令和6年12月22日(日) 正午~16:45

会場

四国大学古川キャンパス(徳島県徳島市応神町古川字戎子野123-1)

受験申請書受付期間

令和6年5月27日(月)~ 令和6年6月10日(月) ※郵送・電子申請

受験手数料

12,800円

合格発表

令和7年1月31日(金)

徳島県の試験情報 問い合わせ先

担当部署 関西広域連合 登録販売者試験担当
電話番号 06-4803-5669
ホーム
ページ
https://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/shikakumenkyo/touroku/touroku_R06/index.html

徳島県の試験情報 合格率推移(令和元年より関西広域連合の試験情報 合格率)

受験者数 合格者数 合格率
令和5年度合格情報 8885 3057 34.4%
令和4年度合格情報 7893 2767 35.1%
令和3年度合格情報 9402 5295 56.3%
令和2年度合格情報 8132 3230 39.7%
令和元年度合格情報 9713 5711 58.7%
平成30年度合格情報 354 115 32.5%
平成29年度合格情報 262 117 44.7%
平成28年度合格情報 208 71 34.1%
平成27年度合格情報 274 82 29.9%
平成26年度合格情報 153 65 42.5%
平成25年度合格情報 102 53 52.0%
平成24年度合格情報 73 42 57.5%
平成23年度合格情報 116 29 25.0%
平成22年度合格情報 113 32 28.3%
平成21年度合格情報 184 55 29.9%
平成20年度合格情報 432 169 39.1%

令和1年度登録販売者試験徳島県の傾向と対策

●表中の「難易度」は、☆の数でその目安を示しています。
・基本問題は☆
・選択肢のいくつかが基本を超える問題は ☆☆
・発展的な内容で解答するのが難しい問題は ☆☆☆

【第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識】

問題 出題のテーマ 難易度
問1 医薬品の本質
問2 医薬品のリスク評価
問3 医薬品の本質
問4 健康食品 ☆☆
問5 アレルギーについて
問6 一般用医薬品
問7 一般用医薬品の不適正な使用と有害事象
問8 他の医薬品との相互作用
問9 医薬品と食品との相互作用
問10 小児と医薬品
問11 高齢者と医薬品
問12 妊婦・母乳を与える女性(授乳婦)
問13 プラセボ効果
問14 医薬品の品質
問15 一般用医薬品の役割
問16 一般用医薬品の販売時のコミュニケーション
問17 登録販売者が購入者から確認しておきたいポイント
問18 サリドマイド及びサリドマイド訴訟
問19 スモン及びスモン訴訟 ☆☆
問20 HIV訴訟 ☆☆

第1章の出題傾向

第1章は基本知識で十分対応できる問題だった。間違いやすいものとしては、問4「機能性表示食品は、疾病に罹患している者の健康の増進に役立つ旨又は適する旨を表示するものである。」正しくは、疾病に罹患していない者となるので×。問6「 一般用医薬品の使用に際しては、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用の回避が優先される。」このとおりで〇。これらは、毎年必出事項なので、もし迷ってしまうのならしっかり身に付けておきたい。 薬害はサリドマイド訴訟、スモン訴訟、HIV訴訟の3題あったが、原因薬剤や症状はもちろん、訴訟を契機として創設された制度についても確認しておきたいポイントだ。

ポイント1

次の問題のcでは、どのような経緯で和解が成立したかをきいている。政府は早期救済のために、和解による解決が望ましいとの方針に立っていたという経緯がある。また、dも間違いやすい。スモン訴訟を契機として創設されたのは、副作用報告制度でなく、副作用被害救済制度である。

問19  スモン及びスモン訴訟に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a スモン訴訟とは、整腸剤として販売されていたホルムアルデヒド製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
b スモンの症状は、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。
c スモン訴訟では、国及び製薬企業が提訴されたが、早期救済のため、地裁及び高裁において和解が勧められ、全面和解が成立した。
d スモン訴訟を契機として、医薬品の副作用報告制度が創設された。
(正解 ×〇〇×)

【第2章 人体の働きと医薬品】

問題 出題のテーマ 難易度
問61 小腸
問62 呼吸器系
問63 循環器系 ☆☆
問64 血液 ☆☆
問65 腎臓 ☆☆
問66 感覚器官 ☆☆
問67 皮膚又は皮膚の付属器の機能
問68 筋組織
問69 中枢神経系 ☆☆
問70 末梢神経系
問71 内服薬の吸収
問72 薬の代謝
問73 口腔粘膜から吸収される医薬品
問74 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症
問75 アルドステロン及び偽アルドステロン症
問76 無菌性髄膜炎
問77 消化器系に現れる副作用
問78 間質性肺炎 ☆☆
問79 循環器系に現れる副作用
問80 泌尿器系に現れる副作用

第2章の出題傾向

「人体の構造と働き」からは10題あり、応用的なものが多かった。一方「症状から見た主な副作用」からは7題で、基本的な内容になっている。最近の他のエリアでは、これと逆の傾向があるので対照的だ。「人体」の問題では、問61「炭水化物が分解してできるのは二糖類」とあるが、二糖類でなく単糖類。問63「心房には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり」とあるが、心房ではなく心室。問64「ヘモグロビンは鉄分と結合した細胞で」これも×。細胞ではなくタンパク質。問65「尿細管では水分と電解質のみが再吸収される」ブドウ糖やアミノ酸も再吸収されるので×。このように盲点になりやすい用語を衝いてくる記述が散在していることが難易度をあげている。

ポイント1

中枢神経系についての次の問題では、cとdの説明が逆になっている。心臓中枢や呼吸中枢があるのが延髄、ホルモン分泌の調節機能を担うのは脳の下部である。心臓中枢・呼吸中枢・ホルモン調節といった類似語に惑わされないようにしたい。

問69  中枢神経系に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 脳の血管は、末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子やイオン化した物質は、血液中から脳の組織へ移行しにくい。
b 中枢神経系は、脳と脊髄から構成されており、人間の身体の個々の部位の動きを総合的に制御している。
c 脳の下部(視床下部)には、心臓中枢や呼吸中枢が存在する。
d 延髄は、ホルモン分泌の調節機能を担っている。
(正解 〇〇××)

【第3章 主な医薬品とその作用】

問題 出題のテーマ 難易度
問21 かぜ薬について
問22 かぜ薬の配合成分 ☆☆
問23 漢方処方製剤の副作用について ☆☆
問24 かぜ薬の症状緩和に用いられる漢方処方製剤 ☆☆
問25 解熱鎮痛薬について
問26 解熱鎮痛薬の副作用
問27 眠気を促す抗ヒスタミン成分
問28 精神不安、不眠などの症状の改善を目的とした漢方処方製剤 ☆☆☆
問29 カフェインについて
問30 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分 ☆☆
問31 咳を抑える成分で、授乳中の女性が避けなければならないもの ☆☆
問32 鎮咳去痰薬の漢方処方製剤 ☆☆
問33 胃に作用する薬
問34 胃腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤 ☆☆☆
問35 止瀉成分 ☆☆
問36 瀉下成分
問37 心臓の働き、動悸、息切れについて
問38 強心作用を期待して用いられる生薬成分
問39 高コレステロール改善薬の配合成分 ☆☆
問40 貧血及び貧血用薬
問41 婦人薬として用いられる漢方処方製剤
問42 アレルギーを生じる仕組み
問43 内服アレルギー用薬の配合成分と使用上の注意 ☆☆
問44 鼻炎用点鼻薬の配合成分とその作用
問45 眼科用薬の配合成分
問46 点眼薬を使用するときの注意点
問47 きず口などの殺菌消毒成分
問48 外皮用薬として用いられる非ステロイド性抗炎症成分
問49 肌の角質化、かさつきを改善する成分 ☆☆
問50 にきびと吹き出物の治療 ☆☆☆
問51 口内炎と歯痛
問52 禁煙補助剤
問53 滋養強壮保健薬の配合成分
問54 滋養強壮保健薬の配合成分
問55 漢方の特徴・漢方薬使用における基本的な考え方
問56 肥満症に用いられる漢方処方製剤 ☆☆
問57 殺菌消毒薬 ☆☆
問58 有機リン系殺虫成分 ☆☆
問59 一般用検査薬を販売する際の説明内容
問60 尿タンパク及び尿タンパク検査薬

第3章の出題傾向

基礎は基礎だが、ややレベル高めの基礎といった、中程度の難度の問題が多く、受験生にとって得点差がつきやすいのではないか。
問35に、止瀉薬に配合される吸着成分としてケイ酸マグネシウムとあるがこれは×。正しくはケイ酸アルミニウム。一般用検査薬を販売する際の説明内容、点眼薬を使用するときの注意など、めったに出題されないものもある。漢方処方製剤は6題、生薬は1題。このうち、問28は加味帰脾湯・柴胡加竜骨牡蛎湯・酸棗仁湯・抑肝散について適す人の正誤を判断しなければならない内容になっていて難問。また問23では小建中湯の副作用の記述があるがハードルが高い。

ポイント1

次aは×であり、医薬部外品としても認められている。類似問題が問49にもある。「 いぼに用いる製品は、医薬品としてのみ認められており、原因となるウイルスに対する抑制作用を有している。」というものだが、医薬品のみという点は正しい。しかしウイルスに対する抑制作用はない。これらの問題に見られる医薬品のみか医薬部外品にもあるか、という論点は、手引きの中では分散して触れられているため、見過ごしてしまいがちだが、整理して身につけておきたい。

問57  殺菌消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 手指又は皮膚の殺菌・消毒を目的とする消毒薬は、医薬品としてのみ製造販売されている。
b 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示し、手指又は皮膚の消毒に用いられる。
c 消毒薬を誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置としては、誤飲してから数分以内に多量の牛乳又は水を飲ませるのがよい。
d クレゾール石鹸液原液が皮膚に付着した場合には、刺激性が強いため、直ちに石鹸水と水で洗い流す。
(正解 ××〇〇)

【第4章 薬事に関する法規と制度】

問題 出題のテーマ 難易度
問81 法第1条の条文
問82 要指導医薬品 ☆☆
問83 一般用医薬品
問84 毒薬及び劇薬
問85 直接の容器又は被包に記載されていなければならない事項
問86 医薬部外品
問87 化粧品
問88 保健機能食品等の食品 ☆☆
問89 医薬品の販売業
問90 薬局における薬剤師不在時間
問91 店舗販売業
問92 指定第二類医薬品の陳列
問93 店舗販売業者の掲示事項
問94 特定販売
問95 濫用等のおそれがある医薬品
問96 医薬品の広告
問97 医薬品の販売方法
問98 法第74条の規定に基づく業務停止命令 ☆☆
問99 医薬品等適正広告基準
問100 一般の生活者からの医薬品の苦情及び相談

第4章の出題傾向

第4章は、薬剤師不在時間、指定第二類医薬品の陳列、店舗販売業の掲示事項など重要度が高いところからの出題がほとんど占めている。どれも基本であり難問ではないが、このようなレべルの問題をこなせるとしたら、それは本物の実力だといえる。たとえば問96。「 医薬品の販売広告に関する規制は、法に定められているため、他の法律の規制は適用されない。」とあるがこれは×。不当景品類及び不当表示防止法、特定商取引に関する法律による規制も行われている。医薬品医療機器等法以外にも医薬品を規制している法律がいくつもある、と知っていることが重要だ。

ポイント1

業務停止命令の条文が空欄補充で出題されるのは珍しい。aは、配置販売業の許可は都道府県知事があたえるという点から考えて正解を見つけることができる。業務停止命令は販売業者に対してか、管理者に対してかというb、そしてその命令は「期間」を定めて命じられるというcは、どちらもその知識がないと答えるのは難しい。

問98  法第74条の規定に基づく業務停止命令に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。なお、2箇所の( c )内は、いずれも同じ字句が入る。
    ( a )は、配置販売業の配置員が、その業務に関し、薬事に関する法令又はこれに基づく処分に違反する行為があったときは、
その( b )に対して、( c )を定めてその配置員による配置販売の業務の停止を命ずることができ、また、必要があるとき
は、その配置員に対しても、( c )を定めてその業務の停止を命ずることができる。
(正解 都道府県知事、配置販売業者、期間)

【第5章 医薬品の適正使用・安全対策】

問題 出題のテーマ 難易度
問101 一般用医薬品の添付文書
問102 添付文書における「使用上の注意」の記載
問103 添付文書における「成分及び分量」の記載 ☆☆
問104 一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意
問105 医薬品の使用期限
問106 医薬品の外箱に記載されなければならない項目 解なし
問107 医薬品の副作用情報の評価及び措置 ☆☆
問108 医薬品の製造販売業者等が行う安全性等の調査 ☆☆
問109 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度 ☆☆
問110 医薬品の副作用被害の救済制度 ☆☆
問111 医薬品の副作用による健康被害の救済 ☆☆
問112 医薬品の副作用被害の救済制度
問113 医薬品の適正使用のための啓発活動
問114 次の人は使用しないこととされる対象成分 ☆☆
問115 イブプロフェンが使用できない人 ☆☆
問116 透析療法を受けている人は使用しないこととされる対象成分
問117 アスピリンの「してはいけないこと」の記載内容 ☆☆☆
問118 乗物又は機械類の運転操作をしないこととされる対象成分
問119 1週間以上継続して服用しないこととされる対象成分
問120 相談することとされる基礎疾患と医薬品成分 ☆☆

第5章の出題傾向

「使用上の注意の記載と対象成分」からは7題だった。透析療法を受けている人が使用できない成分、精神神経症状のため1週間以上継続して使えない成分などは、頻出事項なので正解率は高かったのではないか。難易度が高めのものとしては、問114高血圧の診断を受けた人は芍薬甘草湯を使用できない(〇)、問120マオウは肝臓病の基礎疾患の人は相談することとされる(×)。また、問117は、妊娠12週以内の妊婦がアスピリンを使用できない理由を空欄補充できく問題だが、妊娠期間の延長、胎児の動脈管の収縮といった臨床的な知識を正確に答えなければいけない難問だ。対象成分以外の問題では、医薬品副作用被害救済制度の問題が3題あり、成立した経緯、申請する者、スモン患者への支払業務など、どちらかというと制度の周辺について問うているのが特徴的だ。

ポイント1

次の問題はイブプロフェンが使用できない対象を選ぶ問題だが、選択肢のどれもが正解に思えてしまうように作問されている。「使用しないこと」とされるのか「相談すること」とされるのかを見極めないといけない。この中でaとcは「相談すること」とされる診断名だ。したがって正解はbとdになる。難問。

問115  一般用医薬品の使用上の注意において、イブプロフェン(以下、本剤)を成分とする内服薬で、「次の人は服用しないこと」とされている対象について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 本剤又は本剤の成分により胃・十二指腸潰瘍にかかったことがある人
b 本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用して、ぜんそくを起こしたことがある人
c 心臓病、腎臓病、肝臓病の診断を受けたことのある人
d 15歳未満の小児
(正解 ×〇×〇)

平成30年度登録販売者試験 
徳島県の傾向と対策

●表中の「難易度」は、☆の数でその目安を示しています。
・基本問題は☆
・選択肢のいくつかが基本を超える問題は ☆☆
・発展的な内容で解答するのが難しい問題は ☆☆☆

●2018年3月に改訂された「試験問題の作成に関する手引き」からの出題については、
表中の「出題のテーマ」に改 訂をつけています。

【第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識】

問題 出題のテーマ 難易度
問1 医薬品の本質
問2 医薬品のリスク評価
問3 健康食品 ☆☆
問4 医薬品の副作用
問5 医薬品の副作用
問6 アレルギー
問7 医薬品不適正な使用と有害事象
問8 医薬品の相互作用
問9 医薬品の代謝や相互作用 ☆☆
問10 小児の医薬品の使用 ☆☆
問11 高齢者の医薬品の使用
問12 妊婦及び妊娠していると思われる女性
問13 偽薬効果
問14 医薬品のリスク評価
問15 一般医薬品の選択及びセルフメディケーション
問16 販売時のコミュニケーション
問17 サリドマイド訴訟
問18 スモン訴訟
問19 HIV訴訟
問20 クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)訴訟 ☆☆

第1章の出題傾向

第1章の全範囲から標準的な問題が出題されている。手引き集をひととおり学習すれば、難なく解けることができたのではないだろうか。複数問あったテーマには、副作用について3問、相互作用について2問、セルフメディケーションや販売時のコミュニケーションについて2問、薬害訴訟について4問などがある。

ポイント1

健康食品の表情に関する問題で、やや難易度高い。

問3 健康食品に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
a 医薬品の誤った使用法により健康被害が生じることがあるが、健康食品でも誤った使用法により健康被害が生じることがある。
b 「栄養機能食品」は、「特定の保健機能の表示」、例えばキシリトールを含む食品に対して「虫歯の原因になりにくい食品です」などの表示が許可されている。
c 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」こととされている。
d 「機能性表示食品」は、安全性や効果を科学的データによって担保し、疾病リスクの低減や疾病の治癒に役立つ旨を表示するものである。
(正解 ○×○×)

bでは、キシリトールが、栄養機能食品かどうかの判断が難しい。またdについても、機能性表示食品は、疾病に罹患していない者の健康の維持増進に役立つという表示はできるものの、疾病リスクの低減にかかるという表示は除かれていることに注意しなければならない。また疾病の治療に役立つという表示は、医薬品の定義そのものであって食品では許可されていない。

ポイント2

相互作用に関する問題で、やや難易度高い。

問9 医薬品の代謝や相互作用に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
a 酒類(アルコール)をよく摂取する人は、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。
b 生薬には、食品として流通可能なものもあり、そうした食品を合わせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。
c 医薬品の代謝によって産生する物質(代謝産物)には、薬効があるものはない。
d 総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となる場合がある。
(正解 ×○×○)

aで、肝臓機能が高まっている結果、アセトアミノフェンの薬効は増強するのか、それとも減弱するのかがポイントである。cとの関係で、医薬品の代謝産物には、作用を失ったり、作用が現れたり、排泄されやすいものに変化したり、さらに人体に悪影響を及ぼしたりするものもあるが、アセトアミノフェンの場合はどのタイプなのかというところまで考えないといけない。かなり思考力を必要とする問題である。

ポイント3

薬害訴訟については4問あり、どれも基本事項を問うものである。ただ間違いやすいものとして、問20のcには注意しよう。

問20
c CJD訴訟は、国、原因となった製品の輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴された。
(正解 〇)

サリドマイド訴訟、スモン訴訟、HIV訴訟では、被告となったのは「国及び製薬企業」であるのに対し、CJD訴訟では、被告として輸入販売業者も含まれることに注意しなければならない。CJDの原因はヒト乾燥硬膜であり、輸入された製品であることを確認しておきたい。

【第2章 人体の働きと医薬品】

問題 出題のテーマ 難易度
問1 消化器系
問2 小腸
問3 血液 ☆☆
問4 胆嚢や肝臓
問5 循環器系
問6 泌尿器系 ☆☆
問7 呼吸器系
問8 鼻及び耳
問9 外皮系
問10 骨格系及び筋組織
問11 中枢神経系
問12 末梢神経系
問13 医薬品の吸収と代謝
問14 薬の代謝、排泄 ☆☆
問15 医薬品の剤形
問16 薬の体内での働き ☆☆
問17 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症 ☆☆
問18 医薬品の副作用
問19 精神神経系に現れる副作用 ☆☆
問20 消化器系に現れる副作用

第2章の出題傾向

第2章は、「人体の構造と働き」から12問、「薬の働く仕組み」から3問、「症状からみた主な副作用」からは4問という配分になっている。どれも基本で解きやすい。

ポイント1

次の問3では、血液が固まる仕組みについてのdに注目しておこう。

問3 血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a アルブミンは血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
b リンパ球は細菌、ウイルス等の異物を認識するB細胞リンパ球と、それらに対する抗体を産生するT細胞リンパ球からなる。
c 二酸化炭素の多くはヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺へ運ばれる。
d 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して、繊維状のフィブリノゲンとなる。
(正解 〇×××)

この問題では、dの血液が固まる仕組みについて、血小板とフィブリンの役割の理解が重要である。ただ、フィブリノゲンとフィブリンが逆になっていることは、ペプシノーゲンとペプシン、トリプシノーゲンとトリプシンと関連付けて考えれば簡単に見抜くことができるのではないだろうか。

ポイント2

次の問14では、消化管粘膜や腎臓の代謝活性についてのdには注目しておこう。あまり出題のない知識である。

問14 薬の代謝、排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用によって速やかに代謝される。
b 腎機能が低下した人は、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくい。
c 経口投与後、消化管で吸収され、血液中へ移行した有効成分は、全身循環に入った後に門脈を経て肝臓を通過する。
d 小腸などの消化管粘膜や腎臓には、医薬品の代謝活性がない。
(正解 ×〇××)

「症状からみた主な副作用」からは4問あるが、ひとつの問題が複数の副作用の記述からできていて、扱われている内容は幅広い。

ポイント3

次の問17では、発生頻度についてのa、発症するまでの期間についてのcは迷いやすい。

問17 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 皮膚粘膜眼症候群の発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されている。
b 中毒性表皮壊死融解症は、スティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれる。
c 中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後1か月以上経ってから発症することが多い。
d 中毒性表皮壊死融解症は、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。
(正解 〇××〇)

中毒性表皮壊死融解症では、発症するまでの期間は、正しくは「原因医薬品の使用開始2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上たってから起こることもある」である。

【第3章 主な医薬品とその作用】

問題 出題のテーマ 難易度
問21 かぜ及びかぜ薬
問22 解熱鎮痛成分
問23 かぜに用いられる漢方処方製剤 ☆☆
問24 解熱鎮痛成分
問25 眠気を促す薬 ☆☆☆
問26 カフェイン
問27 鎮暈薬に配合される成分 ☆☆☆
問28 小児の疳を適応とする生薬製剤・漢方処方製剤 ☆☆☆
問29 鎮咳去痰薬に配合される成分
問30 シャゼンソウの基原 ☆☆☆
問31 口腔咽喉薬・含嗽薬に配合される成分 ☆☆☆
問32 胃腸に作用する薬 ☆☆☆
問33 胃に作用する薬に配合される成分
問34 腸の薬
問35 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分 ☆☆
問36 浣腸薬及び駆虫薬 ☆☆☆
問37 貧血用薬の配合成分
問38 痔の薬 ☆☆
問39 高コレステロール改善薬 ☆☆
問40 循環器用薬
問41 鼻に用いる薬
問42 婦人薬 ☆☆☆
問43 眼科用薬
問44 点眼薬
問45 きず口の殺菌消毒成分 ☆☆
問46 非ステロイド性抗炎症成分
問47 皮膚に用いる薬剤
問48 痒み、腫れ、痛みなどを抑える配合成分 ☆☆
問49 外皮用薬に配合される成分 ☆☆☆
問50 歯や口中に用いる薬の配合成分 ☆☆
問51 禁煙補助薬
問52 滋養強壮保健薬の配合成分と配合目的の関係 ☆☆
問53 漢方処方製剤 ☆☆
問54 生薬成分の期待される作用 ☆☆☆
問55 生薬成分と薬用部位 ☆☆☆
問56 殺虫成分と成分分類の関係 ☆☆
問57 妊娠検査薬 ☆☆
問58 尿糖・尿タンパク検査薬 ☆☆
問59 強心薬 ☆☆
問60 浣腸薬

第3章の出題傾向

第3章は全体を通してハイレベルである。基本問題は半数にも満たず、多くは応用的な問題からなっている。特徴的なのは、生薬成分については問題肢の一部に含むものも入れると10問、漢方処方製剤については6問の出題があり、合わせると全問題の4割に及んでいることだ。問題数が多いだけでなくそれらのほとんどが難問である。

ポイント1

問46は、基礎的な内容なのに問題文が紛らわしく、答えを出すのに混乱するかもしれない。

問46 非ステロイド性抗炎症成分を含む外皮用薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
a 末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示し、細菌、ウイルス等による皮膚感染の副作用が現れることがある。
b プロスタグランジンの産生を抑え、分子内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を持つ場合は、NSAIDsと呼ばれる。
c 喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。
d 当該成分として、ケトプロフェン、フェルビナクなどがある。
(正解 ××〇〇)

非ステロイド性抗炎症成分の問題であるが、ステロイド性抗炎症成分にあてはまる特徴が紛れ込んでいたり、副作用として喘息や免疫低下はあるかどうか、NSAIDsの意味など、ひとつひとつは基本だが、幅広い知識を組み合わせないと解くことができない。

ポイント2

複数の項目が融合されている問題

問49 外皮用薬に配合される成分とその主な作用との関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  (配合成分)                			(主な作用)
a スルファジアジン		―	細菌のDNA合成を阻害
b ウンデシレン酸			―	患部を酸性にし、皮膚糸状菌の発育を抑制
c クロラムフェニコール	―	細菌の細胞壁合成を阻害
d ミコナゾール硝酸塩		―	皮膚糸状菌の細胞壁を構成する成分の産生を抑制
(正解 〇〇××)

2つの項目「抗菌作用を有する成分」と「抗真菌作用を有する成分」とが融合されて、個々の知識だけでは解くことができない。まずそれぞれの成分名が抗菌成分なのか、抗真菌成分なのかを見極めないといけないし、それができたとしてもさらに作用のしくみを考えないといけない二重の難しさがある。特に、dのミコナゾール硝酸塩について、細胞壁ではなく細胞膜であるという子細な間違いに気づくには相当のレベルの力が必要となる。

ポイント3

生薬成分に関する難問

問55 生薬成分と薬用部位の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
    (生薬成分)		(薬用部位)
a シャクヤク		―	根
b キョウニン		―	種子
c キキョウ		―	周皮を除いた樹皮
d ウワウルシ		―	果実
(正解 〇〇××)

生薬成分の次の問題は、薬用部位を問うもので難問である。生薬成分ではまず基原を学習し、どの部位が使われるかまでは、動物性生薬を除いてほとんど意識しないで過ごしてしまっているのが普通だ。

【第4章 薬事に関する法規と制度】

問題 出題のテーマ 難易度
問21 医薬品医療機器法
問22 医薬品の定義 ☆☆☆
問23 一般用医薬品及び要指導医薬品 ☆☆☆
問24 毒薬と劇薬 ☆☆
問25 医薬品のリスク区分
問26 医薬品の表示 ☆☆
問27 医薬部外品 ☆☆
問28 化粧品の効能効果
問29 保健機能食品などの食品
問30 医薬品の販売業
問31 改訂薬局における薬剤師不在時間 ☆☆
問32 店舗販売業
問33 配置販売業 ☆☆
問34 医薬品の陳列 ☆☆
問35 店舗販売業の掲示 ☆☆
問36 特定販売
問37 改訂薬局開設者が一般用医薬品を購入したときの書面記載 ☆☆☆
問38 医薬品の広告
問39 医薬品の販売方法
問40 行政庁の監視指導や処分 ☆☆

第4章の出題傾向

第4章は、基本問題と応用問題が半数ずつ混在している印象だ。手引き集の改定箇所からは「薬局における薬剤師不在時間」、「薬局が医薬品を購入したときに書面に記載する事項」について出題があった。

ポイント1

次の医薬品の定義についての問題は、表面的には条文が引用されている訳ではないが、条文の正確な知識が必要とされている。

問22 医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 日本薬局方に収められている物は、全て医薬品である。
b 日本薬局方は、医薬品の規格・基準を定めたものであり、医薬品の試験方法については、定められていない。
c 医薬品には、器具用消毒薬のように人の身体に直接使用されないものも含まれる。
d 医薬品は、「製造販売業」の許可を受ければ製造することができる。
(正解 〇×〇×)

a 日本薬局方に収められている物は、例外なくすべて医薬品である。(2条1項1号)
b 日本薬局方には、医薬品の規格・基準及び標準的試験法が定められている。(41条1項)
c 機械器具等は医薬品から除かれる。(2条1項2号、3号)
d 「製造業」の許可を受けた者でなければ製造をしてはならない(13条1項)。「製造販売業」の許可を受けた者でなければ製造販売をしてはならない(12条1項)。
どれもが、条文そのものと照らし合わせて正しいか間違っているかを考えないないといけない。とくにdは難問である。

ポイント2

次は、いわゆる“ひっかけ問題”になっている。

問23 医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 一般用医薬品及び要指導医薬品には、使用方法として注射により使用されるものが含まれる。
b 一般用医薬品は、あらかじめ定められた用量に基づき、適正使用することによって効果を期待するものである。
c 効能効果の表現について、一般用医薬品では、一般の生活者が判断できる症状で示されているのに対し、要指導医薬品では診断疾患名のみが示されている。
d 卸売販売業者は、配置販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品を販売又は授与することができる。
(正解 ×〇××)

dに気を付けよう。ここにある卸売販売業は、医療用医薬品、一般用医薬品、要指導医薬品すべて扱うことができる。そして、一般の生活者に販売することはできないが、薬局や他の医薬品販売業に対して販売することができる業態である。こう考えると、dの記述は正しいように思える。
しかし、配置販売業の方に視点を変えて考えてみよう。配置販売業では、一般用医薬品を配置により販売することができるが、対面での販売が要求される要指導医薬品は扱うことができないのだ。
ということは、卸売販売業者は配置販売業者に対して要指導医薬品を販売できるだろうか。もちろん販売することはできない。

ポイント3

問25は基本問題ではあるが、bは考え込んでしまうところがある。

問25 医薬品のリスク区分に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
a 第二類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある、保健衛生上のリスクが比較的高い一般用医薬品が区分されている。
b 一般用医薬品は、その保健衛生上のリスクに応じて、第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の3つに区分される。
c 一度、指定された医薬品の区分が変更されたことはない。
d 一般用医薬品のリスク区分は、外箱等に記載する必要はない。
(正解 〇〇××)

一般用医薬品のリスク区分であるが、一類、二類、三類の3つに区分されるのは基本中の基本である。しかし指定第二類も含めると4つに分類されることになる。どう考えればよいのだろうか。
ここも条文を手掛かりにしよう。「第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの」が指定第二類医薬品となっている。指定第二類はあくまで二類の仲間なのである。

【第5章 医薬品の適正使用・安全対策】

問題 出題のテーマ 難易度
問41 医薬品の適正使用情報
問42 一般用医薬品の添付文書の記載
問43 一般用医薬品の製品表示
問44 一般用医薬品の添付文書の記載 ☆☆
問45 一般用医薬品の添付文書の記載
問46 一般用医薬品の添付文書の副作用の記載
問47 緊急安全性情報
問48 総合機構のホームページ
問49 「ぜんそくの人」は使用しないことと記載される成分
問50 「妊娠している人」は使用しないことと記載される成分 ☆☆☆
問51 医薬品・医療機器等安全性報告制度 ☆☆
問52 企業からの副作用の報告制度
問53 医薬品の副作用等報告の手続き
問54 医薬品副作用被害救済制度
問55 医薬品副作用被害救済制度における救済給付の対象
問56 一般用医薬品の安全対策
問57 医薬品の適正使用のための啓発活動 ☆☆
問58 「次の人は使用しないこと」と記載される対象者
問59 「してはいけないこと」として記載される医薬品成分 ☆☆☆
問60 「糖尿病の人は相談」とされる医薬品成分 ☆☆

第5章の出題傾向

別表5-1と別表5-2にある「主な使用上の注意の記載とその対象成分」からの出題は、問49、問50、問58、問59、問60の5問あり、難易度も高かったが、それ以外の項目については基本問題である。

ポイント1

次の問題のように、適正使用のための啓発活動について穴埋めの形式で出題されているのは珍しい。穴埋めにしたことで通常より難易度があがっている。

問57 医薬品の適正使用のための啓発活動に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。
医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く( a )に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年( b )の1週間を「( c )」として、広報活動やイベント等が実施されている。
  a b c
生活者 6月20日~6月26日 薬と健康の週間
生活者 6月20日~6月26日 ダメ。ゼッタイ。普及運動週間
生活者 10月17日~10月23日 薬と健康の週間
医薬関係者 6月20日~6月26日 ダメ。ゼッタイ。普及運動週間
医薬関係者 10月17日~10月23日 薬と健康の週間問
(正解 3)
ポイント2

次の問59のaは難問である。

問59 一般用医薬品の添付文書のうち、使用上の注意に「してはいけないこと」として記載されている医薬品成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a アスピリンは、胎児の動脈管の収縮等のおそれがあるため、妊娠12週以内の妊婦には使用(服用)しないこととされている。
b ロペラミド塩酸塩は、眠気を生じるおそれがあるため、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこととされている。
c 次没食子酸ビスマスは、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるため、服用前後は飲酒しないこととされている。
d ケトプロフェンは、光線過敏症が現れるおそれがあるため、外出時には本剤の塗布部を衣服等で覆い、紫外線に当てないこととされている。
(正解 ×〇〇〇)

アスピリンが出産予定日12週以内の妊婦が使用できない理由として、分娩時出血の増加のおそれのため、というのはよく出題されるので、知っている受験生が多いと思う。しかしこの問題では、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖のおそれのためという、さらに深い知識が必要とされている。

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